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<肉体契約>佐賀町エキジビット・スペース、東京、1984年

「G foundation #004 シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Body Contract(肉体契約)展」

G foundation collection Tokyo
終了しました事前予約制

アーティスト

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー
G foundation collection Tokyoでは、5月17日より、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Body Contract(肉体契約)展を開催いたします。

本ファウンデーションは、シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの最も重要な作品である、<肉体契約>を収蔵いたしました。
1973年より始められたこのプロジェクトは、作家の死後、自らの身体を80のパーツに分け、契約を交わした80名にそれぞれの部位の保管を委ねるという作品です。プロジェクトの一環として、1984年には、かつての佐賀町エキジビットスペースにおいて、すでに契約を取り交わした39名の保管者と2名の執行役を招き、一夜の宴を持ちました。契約をした保管者には、寺山修司などの著名人も含まれました。会合の終了後、使用された宴会のテーブルは、タバコの吸い殻、ワインの空き瓶、グラスやコーヒーカップなど、そのままの姿でのこされ、インスタレーション作品として公開されました。

本展では、そのインスタレーションを、細かい配置も含め、当時のままに再現いたします。
このインスタレーションは、佐賀町の後に、展示物の内容を編集した2つのバーションが展示されましたが、当ファウンデーションでは、オリジナルを収集するという方針を定め、作家に当時のアイテムの発掘、配置を含めた細かい再現を依頼、不足するものは再制作を行い、この度、<肉体契約>佐賀町バージョンという形で、みなさまにお見せすることができるようになりました。

スペースの都合から本展示では、当時のテーブルの一部を切り取るという形になっていますが、斬新な見せ方になっております。ぜひこれはお越しいただいて、見ていただきたく思います。テーブルに散らかった紙のボックスや資料、ワインやビールの瓶、当時の様子が臨場感をもって体感できる展示になっております。

また、5月17日のオープニングレセプションでは、公開契約式を行います。本ファウンデーションの大石が、死後の肉体を保存する契約を作家と新たに結びます。公開にて契約書にサインいたします。その契約書をそのまま作品として、展示に加えさせていただきます。
ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。

また、同日から、当ファウンデーション含む国立市周辺の5つのギャラリーが主催するアートイベント「国立写真間」がスタートします。当方では、併設されるKKAOビューイングスペースにて「Watch(1966〜67)」を展示します。

「Watch」は、アナログ時計を写した20分の映像作品で、作品中の時計と同じ時刻に(つまり一日2回だけ)、上映される作品です。ガリバー氏は当時、映画をつかった実験的な作品をいくつも残しており、本作品「Watch」は、2016年にテートモダンでのグループ展「In the Shadow of Pop」にて展示されたほか、東京都写真美術館にも収蔵されております。毎日、午後4時8分35秒からの上映になります。

スケジュール

2025年5月17日(土)〜2025年9月30日(火)

事前予約制

開館情報

時間
12:0019:00
備考
5月17日〜6月1日は木曜日・金曜日・土曜日・日曜日のみ開廊
6月1日以降は事前予約制
入場料無料
展覧会URLhttps://gfoundation.info/745/
会場G foundation collection Tokyo
https://gfoundation.info/
住所〒186-0005 東京都国立市西2-11-51
アクセスJR中央線国立駅南口より徒歩15分
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