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ギャリー・マクラウド&アザーズ 「Tell’em I tried」

筑波大学アートスペース
終了しました

アーティスト

ギャリー・マクラウド&アザーズ
この作品は2019年から制作し始めた。リフォトグラフの手法を用いて岩手県を中心にランドスケープの変化を考察している。作家ギャリー·マクラウド&アザーズが2019年の11月に釜石市と大船渡市を撮り始め、同年末に久慈市、田野畑村、田老市、宮古市を訪れて撮影した。2020年2月に再び陸前高田市と釜石市を撮影し、パンデミック対策が始まる直前の2020年の3月に釜石市と大船渡市に戻ってリフォトグラフした。そして2020年の11月に学生たちと一緒に釜石市と大船渡市を旅行し、翌年の3月から釜石市に滞在した。延期開催されたオリンピックが始まった7月にも学生たちと、9月にも、そして年末には大船渡市に訪れた。ここまで釜石市を中心に再撮影した写真が去年の3月に釜石市で展示された。その後、7月に学生と一関市、大原、奥州市、遠野市への旅行、さらに9月に北上市、大原、折壁、再び一関市を旅行した。そのほか、去年の秋に2回、釜石市を旅行した。今年の2月に雪が降る中で遠野市と花巻市に行った後、3月に久慈市、田野畑村、宮古市に一泊するロードトリップを行った。1週間後に釜石市で2度目の展示、5月末に北上市、奥州市、大原、折壁、遠野市、花巻市に再訪の旅となった。

その場所を知り、その場所について考え、または以前に訪れた人がいれば、思い出すかもしれない。そのために、場所を列挙することは必要だ。今回の展示は、これらの場所を比較するつもりではなく、これらの場所の変化をフォトメディアで表現することを試みる。この展示は、どのような変化が必要なのか、あるいはどのような変化が望まれるのかを考えるための入口となる。これは具体的な仮説ではなく、不確かな観察であり、フォトメディアのもろさや信念の必要性を常に意識している。これらのランドスケープ写真は、変化についての理解にかかわらず、災害と復興、防波堤と岩場、過疎と移住、そして撮影者と科学者の「遊園地」として展示されている。展示のタイトルは「Tell 'em I tried」で、「Tell them I tried」を簡略化したものが、「them」が誰なのかを教えているわけでもなく、鑑賞者たちに考えさせるわけでもない。むしろ、方向づけのための地図のようなものを提示する。それが写真であり、写真でなくなってしまったものでもある。

スケジュール

2023年6月6日(火)〜2023年7月27日(木)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
土曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.art.tsukuba.ac.jp/archives/9295
会場筑波大学アートスペース
https://www.tsukuba.ac.jp/about/campus-artspace/
住所〒305-0005 茨城県つくば市天久保3
アクセスつくばエクスプレスつくば駅A3番出口より筑波大学循環バスまたは関東バス(筑波大学中央行き)「大学会館前」下車徒歩3分
電話番号029-853-7959
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