WHITEHOUSEアーティスト
リミナルスペースラボ@東京科学大学塩崎研究室
リミナルスペースとは、不気味な雰囲気を醸すシュールな無人空間を指すインターネット美学の一種で、2019年ごろから匿名の投稿者たちによってネット上に上げられた不気味な画像・映像がいつしかそう呼ばれるようになった。
それらに特有のイメージとは、行ったことのない場所の追体験であると同時に、行ったことがあったかのような錯覚である。なぜかその場所を知っている、そのような現実と虚構の記憶の重なりが現代のメディア上の新たな空間認識として注目を集めている。
本展覧会は、建築空間をその新たな美学から捉え直すものである。
通常、建築を設計する行為においては空間の尺度(スケール:SCALE)が図面や模型といった表象を成立させている。当たり前のようだが、建築は設計の段階では実在しない。つまりスケールは、これからどこかで建つ建築を観念的に立ち上げる道具である。このときスケールには、想像するものを現実世界に引き寄せるリアリティと、いまここには存在しないものを思考するというフィクショナリティが同時に存在しているはずである。
その両義性から建築を再構築する。私たちは、WHITEHOUSEのなかにもうひとつのWHITEHOUSEを事後的に制作した。それらの関係がつくるスケールの不確定性(GHOSTSCALE)によって、建築空間における現実と虚構の奇妙な重なりが観測される。
[関連イベント]
1. トークイベント
日時: 8月30日(土)16:00~ ※予約制
登壇者: 井上岳氏(建築家・GROUP共同主宰)・玉山拓郎氏(アーティスト)
モデレーター: 涌井智仁氏(WHITEHOUSE)
会場: WHITEHOUSE
料金: 1500円
2. トークイベント
日時: 9月6日(土)17:00~ ※予約制
登壇者: 星野太氏(美学者)・原田裕規氏(アーティスト)
モデレーター: 塩崎太伸氏(建築家・アトリエコ共同主宰)
会場: WHITEHOUSE
料金: 1500円
※トークイベント予約: https://ghostscale.peatix.com/view
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