終了した展覧会・イベントです

Gottingham 「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」

The 5th Floor(花園アレイ)
終了しました

アーティスト

Gottingham
手続き型の制作手法と演劇的な写真表現で知られる写真家Gottingham(ゴッティンガム)は、枠組みへの関心とリフレーミングの実践のもと、写真の自律と他律を探求してきました。
システムの分散型運用や持続可能な循環型社会が注目され、サービスやコミュニティが脱中央集権化していく今、本企画では、諸空間に対する写真の可逆性を問いながら、この多元世界における事物連関の表出を試みます。本企画は「オープンスタジオ」という枠組みをカバーしながら、建築レーベル w/ によるスタジオ空間を巡る建築図面を手がかりに、The 5th Floor にて写真家が自身でキュレーションを行う展覧会です。バックライト式のオリジナルプリント作品に加えて、Gottinghamが近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究を紹介。
空間と写真のスケールを操作することで、展示物が建築の開口部になりうるという仮説のもと、建築模型を使用してスタジオそれ自体の再構成を試みます。さらに、Studio Xxingham K.K. (スタジオシンガム カブシキカイシャ)が構築した100個以上のデータベースにおけるリレーション(=事物連関)の有り様を一部公開します。

本企画の会場であるThe 5th Floor の501号室は、Gottinghamのスタジオのひとつ上の階の部屋に位置し、それらの間取りは同じです。言い換えれば、The 5th Floorの床が展示替え期間中に唐突と「開いて」、出現するのが写真家のスタジオです。かつて地域のアーティストレジデンシーで滞在作家たちのオープンスタジオを企画・運営していたGottinghamの個人的経験を背景に、キュラトリアルスペースで「オープンスタジオ」を考える機会を作ります。

最後に、本企画は会場であるThe 5th Floorの支援をもうひとつの目的として立ち上げられました。The 5th FloorとGottinghamのスタジオが入居する花園アレイの他の入居団体とも協力し、関連イベントとして建築設計事務所等のオープンスタジオも同時に開催します。入場料等による収入の一部はThe 5th Floorが実施しているクラウドファンディング支援に活用いたします。

・他入居団体のオープンスタジオ(同時開催)
SANIWA(花園アレイ107号室)
EIKA studio / Shimpei Terada / Taeko Ishikawa(花園アレイ202号室)
ハッチポッチ(花園アレイ203号室)
ARSTR/MAAP(花園アレイ206号室)

[関連イベント]
1. ガイドによるスタジオツアー(同日16:00〜17:00)
森純平(建築家・Paradise Air)
山川陸(アーティスト、Transfield Studio 共同主宰/山川陸設計 代表)
2. 入居者バー(同日19:00〜21:00)
room101(花園アレイ内)にて
花園アレイ入居者たちがバーテンダーとなって皆様をおもてなしします。収入の一部はThe 5th Floorのクラウドファンディング支援に活用いたします。
Gottingham、岩田智哉、寺田慎平、他随時追加予定

スケジュール

2024年3月23日(土)

開館情報

時間
11:0020:00
入場料1000円
会場The 5th Floor(花園アレイ)
https://the5thfloor.org/
住所〒110-0008 東京都台東区池之端3-3-9 花園アレイ 5F
アクセス東京メトロ千代田線根津駅2番出口より徒歩3分、京成本線京成上野駅池の端口より徒歩10分、JR上野駅山下口より徒歩11分
関連画像

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