アクセサリーミュージアムハンドバッグは、古来「運ぶ」という行為に寄り添ってきた鞄と異なり、多くの場合が個人の所有物であり、その中には持ち主だけが知る秘密や物語が潜んでいます。その親密さこそが、ハンドバッグの最大の魅力です。
「ハンドバッグ」という言葉が生まれたのは、「鉄と蒸気の時代」と呼ばれる19世紀。女性の外出機会の増加とともに、オペラ観劇専用のバッグ、手に持ったまま踊れるクラッチバッグ、化粧品を収めたバニティーバッグなど、多様な形が次々と生まれました。ハンドバッグが「女性のもの」と言われるゆえんです。
本展では、19世紀から20世紀中頃までの女性用ハンドバッグを中心に、その変遷と魅力をご紹介いたします。19世紀のメタルビーズバッグ、アールデコ期の化粧品専用バッグ、第二次世界大戦によって登場した合成樹脂バッグなど、時代を映す個性豊かな作品をご覧いただけます。
女性の自立とともに必需品が増え、ハンドバッグは機能美と装飾美を併せ持つアクセサリーとして現代へと受け継がれてきました。本展を通じて、愛され続けるハンドバッグの奥深い世界をお楽しみください。
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