両足院 フォローする
公益財団法人現代芸術振興財団は、2023年10月29日(日)~11月11日(土)まで、ハロルド・アンカート個展「Bird Time」を両足院にて開催いたします。 本展では、寺院建築に合わせた絵画シリーズが展示されます。各作品には、架空の世界へと続く円窓が描かれています。展覧会タイトル「Bird Time」は、朝陽が昇り、鳥たちがさえずり始める時間のことを指し、それは同時に、人々が寝醒め、1日の最初に目を開く時でもあります。 「目覚める瞬間、夢と現実の間のほんの一瞬だけ、まるで初めて視覚を得たときのように、さまざまなイメージが上下関係なく、ひとつのものとして私たちの前に現れます。この瞬間は画家にとって貴重なものです。なぜならこの瞬間においては、私たちの視野を構成する多くの要素がまだ区別されていないからです。」とアンカートは話します。彼は、絵画を要素のネットワークとして捉え、それぞれのストロークが同じ「水平」の力と権威を共有し、理論的にはそれぞれ等しい役割を果たすと考えています。 アンカートの絵画、彫刻、インスタレーションは、自然環境、あるいは人工的環境における人間の体験に基づいています。様々な美術史的引用や、抽象的な色彩面を特徴としており、時にはディプティク、トリプティクとして構成されています。 本展覧会は、アンカートが日本で初めて開催する個展です。彼は今までに日本を何度も訪れ、日本とその国に住む人々との間に特別な関係を築いてきました。2019年に出版された『Tokyo Private (Un Roman Photo)』(Zolo Press)では、日本中を「グランクラス」で旅する道中での事柄やパーソナルエッセイが記録されています。 アンカートの作品は、2017年に当財団の設立者・会長である前澤友作のコレクションに加わりました。以来、財団はアンカートの活動の軌跡を辿っています。
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