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鈴木初音《枝のまわり》2025年, 木パネル, 川砂, 貝殻石灰, 酸化鉄, 顔料, セメント, 80.3x65.2cm(F25)

鈴木初音 「傍のふるえ」

下北沢アーツ
終了しました

アーティスト

鈴木初音
下北沢アーツでは鈴木初音個展「傍のふるえ」を開催いたします。鈴木初音は1995年神奈川県生まれ、2018年多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、2020年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画研究分野修士課程修了、現在東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻油画研究領域壁画博士後期課程在籍中です。
鈴木は幼い頃から、ふと今立っている歩いている自分は何者なのか、自分が何であるのかわからなくなってしまう事があります。その経験から、土に根を張り動かない植物を見て確実にそこにある存在がある、だから自分は間違いなくここにいるという感覚を持つようになります。同様に石が置かれた跡、何かが投げ込まれた後の波紋など、今も何かの存在とその周囲に自然と気が留まります。
また、鈴木は制作のための材料を自ら手がけます。育てた菊芋の茎から作る和紙、稲作で川底に溜まる川砂、貝殻を焼いてできた石灰。その行為は自らの制作の根源を追求する中で自然と向かったものです。溶かした茎の繊維を置き天日に乾かし、できた和紙にハンダゴテで点描画のように焦げを付けて描画します。また、セメントと砂で作ったモルタルに水を含んだ石灰を置き乾くまでの数時間で削り下の層を出すことで描くフレスコ画のグラフィート技法も用います。素材制作から図像まで一貫したその作品は大きな説得力を生んでいます。
幼い頃から持つ自分の存在が揺らぐ感覚を根底に自分の制作に誠実に向き合った作品は鑑賞者の心に刻まれ、近年では国内外でアートフェアや芸術祭にて作品を発表するなど、活躍の場を大きく広げています。自らの存在や制作行為に静かに深く向き合う鈴木初音の新作個展をぜひご高覧ください。

スケジュール

2025年5月10日(土)〜2025年5月25日(日)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日

オープニングパーティー 2025年5月10日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://shimokitazawaarts.tokyo/suzukihatsune_katawaranofurue/
会場下北沢アーツ
https://shimokitazawaarts.tokyo/
住所〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-40-9 1F
アクセス小田急小田原線・京王井の頭線下北沢駅東口より徒歩4分
電話番号03-6804-7636
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