小林颯 「Appeartus #1」

千鳥文化
2月14日開始

アーティスト

小林颯
Appeartusは、小林がこれまで制作してきた、唇の像を投影する装置群と映像のシリーズです。同作において、小林は、自作の自転車型装置でのサイクリングを通じて、走行中に発した言葉から詩を作る「ポエトリー・ライディング」を実践してきました。本作(#1)では、大阪・大国町のベトナム系住民らが働く自転車屋「XE ĐẠP TRỢ LỰC OSAKA GIÁ RẺ」に焦点を当て、同店でのインタビューと、大阪・大和川でのポエトリー・ライディングを通じて、彼らの個人的な移動の言葉を収めます。そして、断片のような彼らの言葉から、<移動>を主題に一篇の詩を紡ぎます。

大国町駅を降りると、至るところにベトナム語の看板が見えます。食品スーパーやカフェを始め、そこにはベトナム語と日本語が併記されています。少し歩くと、自転車屋「XE ĐẠP TRỢ LỰC OSAKA GIÁ RẺ」があります。直訳すると「大阪の格安電動アシスト自転車」。その自転車屋は、ベトナム人店主のグエンさんによって経営されています。彼はベトナム北部・ハイズオンの出身で、2020年から友人たちと自転車屋を始めました。グエンさんいわく「五年前を境にベトナム系のお店が増えた」といい、「ここはベトナム人が来る一時的な場所」といいます。私はグエンさんに、自転車屋で、そして大和川のほとりで、彼の<移動>について話を訊きました。そうやって、私たちの言葉は詩になり始めました。

彼らの生活する世界では、「祖国との関係性」という内側の特性と、「日本の非移民社会性」といった外側の特性があり、その摩擦によって不安定性*が生じます。この不安定性は、彼らの言葉にどう反映されているのでしょうか。彼ら―私たちは、その言葉をどのように捉えることができるのでしょうか。

* 川上郁雄「越境する家族 在日ベトナム系住民の生活世界」、明石書店、2001年、p.230

スケジュール

2026年2月14日(土)〜2026年2月23日(月)

開館情報

時間
11:3018:00
入場料無料
展覧会URLhttp://chidoribunka.jp/2026-2-14-23-小林-颯『appeartus-1』/
会場千鳥文化
http://chidoribunka.jp/
住所〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-2-28
アクセス地下鉄四つ橋線北加賀屋駅4番出口より徒歩4分
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