本展のタイトルにもなった「引き裂かれた世界の幻影」は、歌人・随筆家でもある鴨長明の「方丈記」の英題(副題)「Visions of a Torn World」をさらに直訳することで生まれました。今展示では「方丈記」で示された無常な世界はさることながら、展示タイトルのように再構築していくプロセスが両作家の作品と見事にリンクし、見るものを表層の内側へと誘います。「引き裂かれた世界の幻影」は我々の眼で捉える事はできませんが、おそらく本展にはそこに通ずる入り口のようなものが各所に散りばめられていると思います。「方丈記」の冒頭の文章を手がかりに、ぜひ尋ねてみてはいかがでしょうか。
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