終了した展覧会・イベントです

成田輝 「遠くのペラペラ」

CALM & PUNK GALLERY
終了しました

アーティスト

成田輝
CALM & PUNK GALLERYでは、2025年8月22日(金)から9月28日(日)まで、美術作家・成田輝による個展「遠くのペラペラ」を開催いたします。本展は、2025年夏に山梨・北杜市のGASBON METABOLISMで開催された同名展の巡回展にあたり、新たな空間構成での再展示となります。本展では、登山時に見た眺めが、まるで平面のように見えたという体験をきっかけに、空間の把握とその錯覚について問い直し続けてきた作家が、「見ること」と「存在すること」に向き合う新作レリーフ18点を発表します。本展タイトルである「遠くのペラペラ」は、そうした視覚体験から浮上する感覚のズレ、認知のフラット化、そして“仮象”としての風景への皮肉とも読み取れる言葉です。

成田は2020年に弊社が運営する東京・西麻布のCALM & PUNK GALLERYで個展「Reproduction」を開催しており、立体作品やドローイング作品を展示しました。2024年には、CALM & PUNK GALLERYと韓国・ソウルを拠点として実験的なアートへのアプローチに挑戦するギャラリーsangheeutがそれぞれの国のアーティストを紹介する展覧会交流プログラム「Alter Being」において、sangheeutでの展示に参加しました。GASBON METABOLISMでも作品を常設展示するなど、継続的な関わりを持ってきた作家の一人です。

主作品となる新作《不在の視線》は、縦長の黒い鏡面に景色を凹凸で表現しつつ、近づいた観覧者の目には自分自身の姿が映りこむ構造になっています。 本展に向けてテキストを寄せた美術評論家・山内舞子は本作について「古代ギリシャ以来の芸術における主要命題のひとつ『実在と仮象』が2セット出現する」と述べ、そこには「鑑賞者」と「作品に映る鑑賞者の姿」、そして「作品」と「鑑賞者の網膜上で結ばれた像」という関係が立ち現れるといいます。空間との関係性を再構成しながら見るという行為の本質を探る試みでもあります。都市の中で本作が立ち上げる新たな風景を、ぜひ会場でご体験ください。

スケジュール

2025年8月22日(金)〜2025年9月28日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、火曜日
入場料無料
会場CALM & PUNK GALLERY
http://www.calmandpunk.com
住所〒106-0031 東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル 1F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩8分,東京メトロ日比谷・都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩12分
電話番号03-5775-0825
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

1件の投稿

すべて表示