小川浩子 「星取り法行路|wayfaring to the Inner stars」

The White
7月7日開始

アーティスト

小川浩子
2017年に制作した「分子時計」は、水槽内で滴下する松煙墨の雫が、広がっては消える噴煙を表象するものでした。それは小川がかつて旅の始まりで目にした桜島の噴煙が着想元となっており、その光景はやがて制作の核となっていきました。松煙墨は松を不完全燃焼させ、採取した煤を膠と練り合わせて精製した墨ですが、本展では精製前の松煙煤を使用した作品を発表します。

タイトルにある「星取り法」とは古代ギリシャに起源をもつ模刻技法です。原型に打った無数の点を計測器で計り、その座標をもとに他の素材に転写し複製をつくります。その過程を小川は、日々のランニングになぞらえ、点(星)は走る場所であり、出会う事物。走行で身体の感覚を把握し、距離や起伏を計測。定期的に出場するレースで空間全体を掘りあげていく実践行為と重ねます。また、遠征先までの道のりには地図や情報で得ることのできない経験をし、記憶を補完しながらつぎなる座標までの研鑽を積んでいきます。 木材や顔料、ロジン製品など多様に変容する松の木から、微細な粒子となった松煙煤を用い、ひと粒ひと粒が存在を示すかのように佇立する新作で構成されます。

スケジュール

2026年7月7日(火)〜2026年7月25日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、日曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.the-white-jp.com/exhibition/2026/0707.html
会場The White
http://www.the-white-jp.com/
住所〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-2-1 澤田ビル202
アクセス半蔵門線・都営新宿線・都営三田線神保町駅A4出口より徒歩5分、JR中央線・JR総武線・東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口より徒歩7分、JR総武線・都営三田線水道橋駅東口より徒歩8分
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