「I Am Not Yet Here」 わたしは、まだ、ここにいない。ガールヒーローの歴史は、魔女っ子アニメの誕生から数えて約60年の文脈を刻んできました。現代のコンテンツは、少子化やファン層の拡大に伴う「大人向け要素の導入」や「2.5次元化」などにより、その境界線が曖昧になり、ジャンルは混沌を極めています。価値観が交差し、ジャンルの定義が揺らぐ中で、長年のファンの中には「多様性」の名の下に、自らの愛する居場所が変容していくことに戸惑いを感じる人も少なくありません。しかし、歴代のガールヒーローたちがいつの時代も発してきたメッセージは、一貫して「自分らしくあれ」というものでした。 本展は、このカオスな時代において、アーティストたちの作品を通じた感覚の追体験により、鑑賞者一人ひとりが「それぞれの自分らしさ」へと立ち返ることを目指します。様々な当事者性を抱える人々が、ガールヒーローに勇気づけられ、新たな表現を紡ぎ出している今。本展はその進化の軌跡を辿りながら、まだ見ぬ未来のヒーロー像への想像と期待を込めた企画展です。
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