「知らない私に出会う If I Were You/If You Were Me」

終了しました

近年、グローバル化の進展や外国人材の受け入れ拡大などを背景に、日本国内の教育現場においても多文化共生の推進はますます重要なテーマとなっています。異なる文化や価値観を持つ人々が互いを理解し、尊重し合いながら共に生きていくためには、私たち一人ひとりが多様性への理解を深め、共感力を育むことが求められています。

本企画展は、来館者が「違いへの気づき」から「理解」、そして「共感」を経て、多文化共生社会の実現に向けた具体的な「行動」へと繋げることを目指す体験型の展示です。例えば、言語による世界の捉え方の違い（例:大きさによって名称が変わる日本語の出世魚と、一貫した呼称の英語との比較）などを知ることで、文化背景による認識の違いを理解したり、またJICA海外協力隊員が現地で経験した文化の違いに直面したエピソードを音声や映像で没入体験したりすることができます。さらには異なる習慣を持つ人々との共同生活をデザインするワークショップなどを通じて、楽しみながら多文化共生について考え、学ぶ機会を提供します。

あわせて、本企画展で紹介するJICA海外協力隊員に関連して、2025年がJICA海外協力隊事業の発足60周年を迎えることから、これまでのJICA海外協力隊事業の歩みとその成果を振り返る展示も行います。

スケジュール

2025年6月18日(水)〜2025年12月4日(木)