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[画像: 赤羽賢司(天文学者)1983年撮影]

奈良原一高 「肖像の風景」

JCIIフォトサロン
終了しました

アーティスト

奈良原一高
JCIIフォトサロンでは、来る2024年1月5日(金)~2月4日(日)まで、奈良原一高「肖像の風景」展を開催します。

美術史を専攻する学生時代に池田満寿夫、靉嘔(あいおう)らと活動していた奈良原一高は、1959年に川田喜久治、佐藤明、丹野章、東松照明、細江英公らとともに写真のセルフ・エージェンシー「VIVO」を設立し、その後、パリやニューヨークを拠点に世界各地で撮影を続け、造形的な作品が国内外で高い評価を受けました。2020年1月の逝去後も、彼の足跡を追う展覧会が続々と開催されて、その作品は多くの心をとらえ続けています。

本展では、1980年代日本の各界リーダー29名を奈良原ならではの感性でとらえた作品を、オリジナルプリント(57点、すべてモノクロ)でご覧いただきます。

このシリーズは、当初から写真集としてまとめることを考えながら『新潮45+』にて発表されました。東京天文台野辺山宇宙電波観測所で電波望遠鏡をバックに立つ赤羽賢司(天文学者)、「ハナエ・モリ」ビルのショーウィンドーでポーズをとる森英恵(ファッションデザイナー)、競走馬生産者として種牡馬ナンバーワンのノーザン・テーストに顔を寄せる吉田善哉(社台ファーム・オーナー)など、各々の仕事場を背景にした作品は造形的で、美しさの中に被写体の生き方が表現されています。

写真家として30年近い実績を重ねながらこのシリーズまでポートレイトを撮ることがなかった奈良原ですが、撮影の2年半で「Humanscapeとも呼ぶべきパースペクティブにたどりついたようだ」と記しています。社会/世界から人間存在を問う作品を撮っていた彼が、人間から社会/世界をとらえようとした作品といえましょう。

スケジュール

2024年1月5日(金)〜2024年2月4日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2023/11/14/34351/
会場JCIIフォトサロン
https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/
住所〒102-0082 東京都千代田区一番町25 JCIIビル
アクセス東京メトロ半蔵門線半蔵門駅4番出口より徒歩5分、東京メトロ有楽町線麹町駅3番出口から徒歩11分、JR中央線・総武線四ツ谷駅麹町口より徒歩17分
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