「陰翳礼讃 | 樹々の下で」

ポルトガル大使館文化部

終了しました

アーティスト

オルガ・サニナ

本展は、オルガ・サニナによるもので、ポルトガル大使館文化部とParadise AIRの協働によるクリエイティブ・レジデンシ「ヤリトリ」第2回の成果として開催されます。
リスボン出身で現在は南フランスを拠点に活動するビジュアル・アーティスト、オルガ・サニナ、本レジデンス期間中、東京で発生した二つの大きな悲劇――1923年の関東大震災と第二次世界大戦中の空襲――を生き延びた木々からの要素を収集しようと試みました。
彼女はこの都市の“生きた遺産”と向き合いながら、過去と現在を結びつけるように、ハーブ標本や、これらの木の葉を素材として用いた一連の作品を制作しました。そのアプローチは極めて独自的かつ個人的であり、場所の物理的な記憶を保ち続けることで、時間を超えた存在を探りながら、自然の強靭さを証言するものとなっています。

スケジュール

2025年6月23日(月)〜2025年7月4日(金)