慶應義塾大学アート・センター土方巽の舞踏は30年にも満たないものの、それでも1959年の〈禁色〉以来の土方巽の舞踏を一望することはむずかしい。とはいえ、土方巽が1970年を境に自らの舞踏を決定的に変えようとしたことは確かです。1960年代に「舞踏の運動」は遂行されましたが、土方巽はともに「運動」を担った舞踏家と決別して、新たな舞踏の創造に向かったのです。
土方巽自身が1973年に舞踏の舞台から降りたことは驚きでしたが、ここから「Butoh Score」として舞踏メソッドの構築に向かいました。
本展では「幽霊」を形象する特定の動きに着目するとともに、海外の新たな視点と新たな映像の手法を得て、舞踏譜をベースにした土方巽の舞踏メソッドを提示し問いかけます。そして現在から50年前にあたる1976年からの土方巽の創作活動の流れを俯瞰しつつ、中でも1977年《小林嵯峨舞踏公演》〈にがい光〉と1978年《仁村桃子舞踏公演・アスベスト館松代分室設置記念》〈最初の花〉の2作品を紹介します。
[関連イベント]
1. 没後40年 土方巽を語ること XV
日時: 2026年1月21日18:00〜
会場: 慶應義塾大学三田キャンパス 東館6F G-La
2. 特別上映会「70年代後半における土方巽の振付Ⅱ」
日時: 2026年3月12日18:00〜/2026年3月14日16:30〜
会場: 慶應義塾大学三田キャンパス 東館6F G-Lab
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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