Art Salon SCÈNEは、植田陽貴、末松由華利、安田悠による3人展「境界線で見た景色 – Visible and Invisible -」を開催いたします。本展覧会のキュレーションは、小澤茜が初めて担当致します。 SCÈNEに入社しアート業界に身を置いて約4年が経ちました。様々な作品を観て購入し日常的にアートを楽しむようになりましたが、ふと気づくと手元には植物や海辺の作品が多く、多様な作品がある中で抽象画は難しいなあと思うことがたまにあります。けれども今回ご紹介する3人の作品は、初めて触れた時、抽象的な作風ながらそのような感覚のなかったことが印象的でした。筆致が目に気持ち良いとか、イメージソースが身近であるといった点が魅力となって、そもそも絵画として観ていてとても楽しいのです。それでいて鑑賞の後に、世界の見方が変わるような特別な経験をしたという高揚感が残ります。私にとって抽象表現を親しみやすく目に楽しいものとして感性の幅を広げてくださった3人の作品を皆様にも是非ご覧いただければと思います。
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