渋谷区立松濤美術館不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey,1925‒2000)。近年、日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本が次々と紹介されてきました。ゴーリーは、自身がテキストとイラストの両方を手がけた主著(Primary Books)以外にも、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなどに多彩な才能を発揮しました。
本展は、そんな作家の終の棲家に作られた記念館・ゴーリーハウスで開催されてきた企画展から、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250 点の作品で再構成するものです。米国東海岸の半島に残る古い邸宅へと旅するように、達観したクールな死生観を持つ謎めいた作品との邂逅をお楽しみください。
[関連イベント]
1. 記念講演会「うろんな絵本作家 エドワード・ゴーリー」
日時: 4月22日(土)14:00〜(約90 分)
講師: 柴田元幸氏(エドワード・ゴーリー翻訳者、東京大学名誉教授)
参加費: 無料(要入館料)
定員: 50名
2. 展覧会担当学芸員によるギャラリートーク
日時: 4月14日(金)、4月23日(日)、5月20日(土)14:00~(約40分間)
3. 館内建築ツアー
日時: 4月14日(金)、4月21日(金)、4月28日(金)、5月5日(金・祝)、5月12日(金)、5月19日(金)、5月26日(金)、6月2日(金)、6月9日(金)
各日18:00~(約30分間)
参加費: 無料(要入館料)
各回定員: 15名
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。