Jun Tsunoda. reincarnation. 2024. Acrylic, Japanese lacquer, oil pastel and plaster on wooden panel. 660 × 530 mm. Courtesy of the artist.
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Gallery Commonでは、2024年10月5日から11月3日まで、アーティスト・角田純による個展「The secret life of plants」を開催いたします。本展では植物や水をテーマに漆喰やニス、アクリルなどの素材を使い制作をしている「Black Plants」シリーズの新作を展示いたします。これまでのプリミティブな形態の植物をベースに、より透明感のある色彩を用いて、新たな風を運んでくれます。 1980年代より角田純一名義でアートディレクターとしての活動を始め、音楽・ファッションと国内外問わず多種多様なアーティストと、ジャンルや世代を超えて活動してきました。そうした仕事の傍らで、角田はライフワークとして絵画を制作し続けており、2004年からはアーティストとしての活動を本格的にスタートさせました。 「Black Plants」シリーズは1980年代後半、角田が東京生活から山梨の八ヶ岳に移り住んだことをきっかけにスタートしました。八ヶ岳の生活の中である時、作業で用いたニスが固まっていることに気づき、そこに木の樹脂から形成された琥珀の質感を重ねたと言います。幼少期から鉱物に惹かれていた角田は、ニスをきっかけに植物と鉱物との繋がりを見出し、その透明感や流動性を描くようになりました。植物のフォルムと鉱物の透明度を組み合わせながら、相互作用から生まれたエッセンスを絵画に表現しているのです。素材の発見と取り入れ方は、角田の作品の手法にも反映されています。「自分にとって自然物の形態や自然に触れたときの感覚は重要な要素の一つです。何かを感じたときに起こる一瞬の感覚を、絵に定着させようと試みています」と言うように、動き、揺らぎ、曖昧さ、それらのあわいに存在する様々な問いが、観る者に深い洞察を与えます。 昨年の個展にて、角田は30年の時を経て「Black Plants」シリーズに再び取り組みました。本展では自然や物質の本質と純粋性をさらに探求し、新たなインスピレーションや色彩を取り入れています。また、自身と向き合いながら、自然をはじめとする外の世界と繋がるための手段を再構築します。植物が活気に溢れ、日々が移ろい、水が静かに美しく流れるように、角田は今日も筆を走らせます。全てがこの先に繋がり、そっと寄り添うかのように観る者に優しく語りかける作品群をぜひご高覧ください。
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