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[画像: “Koka Kola #12” 2023 | 420 × 200 × 110 mm | mixed media (bayberry wood, gold leaf, ceramic, copper wire) ©︎ Kanji Hasegawa, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY]

長谷川寛示 「decay, remains」

KANA KAWANISHI GALLERY
終了しました事前予約制

アーティスト

長谷川寛示
KANA KAWANISHI GALLERYは、2023年5月27日(土)より、長谷川寛示個展『decay, remains』を開催いたします。

​東京藝術大学美術学部彫刻科の在学中より、親しんできたパンクロックカルチャーや、概念を形象に落とし込む現代アートの制作過程にも通じるものとして仏教への興味を募らせた長谷川は、曹洞宗大本山永平寺での修行を経て僧侶になり、その思想と生き方を反映させる作品で、京都市京セラ美術館でのグループ展に参加するなど、国内外で注目を集めているアーティストです。

​形象や素材に付随する概念や時間軸の異なるものを掛け合わせ、ごく自然にひとつの世界に調和をつくりだす長谷川は、これまでも大麻草、芥子、薔薇、蓮、外来種の雑草など、固有の由来を持つ植物を、自ら制作するさまざまな花器と組み合わせて発表してきました。木彫で再現させた精微な花びらや葉脈などの植物は、擬似漆や金箔を施された後に和蝋燭で煤けさせられ、寺院に置かれた仏具としての時間経過が凝縮されています。それらの超然的な木彫は、現代性や普遍性を体現した手捻りの陶器の花器や、歴史上の文脈を再配置すべくアンティーク品をリメイクした花器と組み合わさることで、長谷川の達観的な視座を示します。

​本展『decay, remians』で長谷川は、初めて枯れゆく植物をモチーフに起用します。「彫刻は時間を伝えるメディウムである」と強調してきた長谷川が、地上すべてのものに平等に作用する時間や、動植物など種に関わらずあらゆる生命に等しく与えられた寿命などに思いを巡らせながら、手と思考を凝縮させつくりあげた渾身の作品群を、是非お見逃しなくご高覧ください​。

スケジュール

2023年5月27日(土)〜2023年7月10日(月)

事前予約制

開館情報

時間
13:0018:00
土曜日は13:00〜19:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日
備考
※予約制にて〜7月10日(月)まで会期延長

オープニングパーティー 2023年5月27日(土) 18:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://www.kanakawanishi.com/exhibition-041-kanji-hasegawa
会場KANA KAWANISHI GALLERY
http://www.kanakawanishi.com/
住所〒135-0021 東京都江東区白河4-7-6 白河和楽ビル 1F
アクセス東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩9分、都営新宿線菊川駅A4出口より徒歩9分、都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩14分
電話番号03-5843-9128
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