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カリーヌ・フォシャール 「Bond」

Untitled Space
終了しました

アーティスト

カリーヌ・フォシャール
「ジャポニスム」という概念を知らない人がいるでしょうか?この言葉は、フランスの収集家フィリップ・ビュルティによって1872年に生み出され、日本美術、特に浮世絵が1860年から1890年にかけて西洋の芸術家たちに与えた影響を指すものです。最近、東京の国立西洋美術館で開催されたクロード・モネの晩年の作品展「Late Waterscapes」は、日本の観客が今なお印象派に魅了され続けていることを示し、日仏の芸術的対話が現在も続いていることを証明しました。

フランス生まれで現在ウィーンを拠点とするカリーヌ・フォシャールは、1976年に生まれ、パリの国立高等美術学校(ENSBA)で学びました。彼女はフランスとオーストリアの両国でアート・レジデンスに参加しながらキャリアを築き上げ、国境を越えたノマディックな制作スタイルを確立してきました。そのような彼女の新たな展覧会「BOND」を、ここ東京で開催できることを嬉しく思います。本展は、葛飾北斎の伝統的な浮世絵に見られる動き、色彩、構図を独自に再解釈したものです。

カリーヌの作品は、断続的で開かれたプロセスというアイデアに基づいています。時には、彼女はオブジェを再利用し、断片的な存在のコレクションを作り出します。また、展示空間そのものが、概念的で儚いドローイングの場となることもあります。その一例が、2024年6月にラザール・リュタコフと共同制作したStudio Grossでの作品「桃花に松葉の美徳を称えて」(Extolling the Virtues of Peach Blossoms over Pine Needles)です。この作品では、純粋なグラファイト顔料で覆った壁を巨大な消しゴムで擦ることで、線や形の一部をぼかしたり消したりしながら、芸術家の「権威的な」ジェスチャー(author=作者、authority=権威)に脆弱性と偶発性を持ち込んでいます。

今回、Untitled Spaceで開催する展覧会では、「Old Masters」シリーズの新作絵画を発表します。本シリーズでは、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を主題とした作品をいくつか展示します。このプロジェクトでは、カリーヌは自身の断片化に関する研究を継続し、アクリル、工業用ラッカー、油彩、テンペラなどの古い絵画素材を再利用し、それらを木板やDibondパネルに固定することで、絵画をコラージュ的な美学を持つリサイクルまたはハイブリッドなレリーフへと変容させています。この作品はまた、北斎の浮世絵に見られる「差異と反復」の連作的概念へのオマージュでもあります。鑑賞者は、異なる青の風景表現を目にしますが、それらは完全には見えず、鑑賞者の目や想像力、あるいは未来の作品によって補完されるのを待っています。例えば、「Hokusai 3」では、木版を用いた浮世絵の制作プロセス――背景や空を最初に描く手法――を彷彿とさせます。カリーヌの作品は、このプロセスを引用しながら、右側に独立しつつも大きな絵画の一部である物質の断片――すなわち「生」の断片――を加えています。

スケジュール

2025年3月7日(金)〜2025年3月9日(日)

開館情報

時間
16:0020:00
入場料無料
展覧会URLhttps://www.instagram.com/p/DGpdqROP1-1/
会場Untitled Space
https://www.instagram.com/untitled_space_tokyo/
住所〒131-0046 東京都墨田区京島3-13-7
アクセス京成押上線京成曳舟駅より徒歩5分、東武スカイツリーライン・亀戸線曳舟駅東口より徒歩10分
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