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「日々 / 早川克己 小品展」

Gallery Momo Ryogoku
終了しました

アーティスト

早川克己
GALLERY MoMo Ryogokuでは、9月2日(土)から10月月7日(土)まで、「日々 / 早川克己 小品展」を開催いたします。

早川克己は 1970年栃木県生まれ、92年日本大学芸術学部美術学科卒業後アメリカに渡り、 98 年にSchool of Visual Arts New York にて修士号(MFA)を取 得、その後ニューヨークで制作発表を続け、2008年に帰国。拠点を東京へと移し、同年から当ギャラリーでの個展を中心に、アメリカ、ドイツ、オランダ、スペイン、台湾など世界的なスケールで作品を発表しています。作品は、マラガ現代美術館、米国小売大手ターゲット、Louis Vuitton コレクションに収蔵されています。

早川克己は初期作品では、絵の具を重ねた色層を電動ドリルで削り出す手法を用いた作品制作を手がけてきました。
色と面、線の構成という、絵画におけるモダニズム的観点をふまえ、都市の俯瞰イメージと電子回路のイメージの重ね合わせ、類似性を探り、ミクロとマクロがダイナミックに交錯する表現の探求に取り組んで参りました。

そして2010年からは、紙を使った半立体的な作品の制作を開始しました。このシリーズでは絵画作品で取り組んできた主題をより発展させ、俯瞰的かつミクロな視点が融合したダブルイメージがよりクリアになりました。さらに作品と鑑賞者の関係性、身体性と記憶など、テーマの射程を広げ、作品制作を展開しています。

本展では、日々去来するイメージをとらえた平面作品を中心に展示を構成しています。新作の絵画作品では、極小の作為によって、イメージを画面に定着させることに注力しました。色材のにじみ、水の流れ、顔料の沈澱など、意図せず画面に生起する現象を捉え、固着させること、それは作者の内的形象というよりも、外的なコンタクト、外部とのコミュニケーションであると早川は言います。

一方、今回もスモールスケールの紙の作品を数点展示しています。都市的でシステマティックな直線的な作品と、アンビエントで静謐な絵画作品の混淆によって、それはあたかもこの世界のありようそのものを表現しようとしているようです。
早川克己の新作、そして新たな展開を、ぜひご高覧いただけたら幸いです。

スケジュール

2023年9月2日(土)〜2023年10月7日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場Gallery Momo Ryogoku
http://www.gallery-momo.com/
住所〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15
アクセス都営大江戸線両国駅A3出口より徒歩1分、JR総武線両国駅東口より徒歩5分
電話番号03-3621-6813
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