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宮川慶子 「草の上で」 2025年 250×200×20mm アクリル絵の具 色鉛筆 キャンバス

宮川慶子 「草の上で|On the grass」

gallery fu
終了しました

アーティスト

宮川慶子
gallery fuでは2025年3月26日(水)から4月6日(日)まで宮川慶子「草の上で|On the grass」を開催いたします。

宮川慶子は、1991年横浜に生まれ、現在イギリス・ロンドンに在住しています。2014年東京造形大学を卒業後、青森県立美術館で奈良美智による若手作家選抜展「プロジェクト PHASE2014」で個展を、2020年には神奈川県の平塚市美術館にて「宮川慶子展生命は自分自身だけでは完結できないようになっているらしい」を開催した注目の若手美術家です。

宮川は、詩人吉野弘の詩が大好きと言います。その中でも「生命は自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい・・・・」(吉野弘「生命は」より)から始まる詩「生命は」を彼女はとても大切にしています。宮川は、弱いもの、儚いものに目を向けてきました。SNS などが発達し、誰もが声をあげることができるようになった現代。しかし、本当に声を上げられる人はごく一部の人たちであり、自分の思いや感情を押し殺している多くの人たちがいることに着目します。また、風を感じ、木や草花、虫など、声を発することのできない命も尊重します。目には見えない世界にまで思いを巡らせ、さまざまな矛盾と向き合いながら、自分は完全ではないことに気づきます。

本展覧会のメインビジュアル作品《草の上で》は、ウサギらしきものが草の上に座っています。ウサギは宮川が幼少の頃飼っていた動物で、彼女にとっては、愛する友であり、またその中に自分を見ていたと思われます。身を低くして、ミクロの世界を覗き込み、周囲の小さな声に耳を傾けようとする宮川の描く世界は、自分と自分を取り巻く全てのものとの関係を穏やかに映し出し、私はそこに心が波打つのを感じるのです。

スケジュール

2025年3月26日(水)〜2025年4月6日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
日曜日は17:00まで
休館日
月曜日、火曜日
入場料無料
会場gallery fu
https://galleryfu.com/
住所〒231-0868 神奈川県横浜市中区石川町1-31-9
アクセスJR根岸線石川町駅元町口(南口)より徒歩2分
電話番号070-6429-8597
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