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「丹下健三と隈研吾 東京大会1964/2020の建築家 パリから今治へ―凱旋帰国展」

今治市玉川近代美術館
終了しました

アーティスト

丹下健三、隈研吾
世界的建築家・丹下健三(1913年~2005年)は、幼少期の約10年間を今治市で過ごしました。広島平和記念公園などを手がけ、日本を代表する建築家としての名声を得ていた1958年、当時の今治市長で幼馴染でもある田坂敬三郎の”三顧の礼”に応じて、今治市庁舎、今治市公会堂を設計。後に完成した今治市民会館を加え、3つの作品が“コの字型”に配置され、港から一直線に伸びる大通り(広小路)を軸としたデザインは、「建築を単体でみるのではなく、都市の機能や風景の一部として考える」という、丹下氏の理念が具現化されたものです。

1950年代から1990年代にかけて建てられた丹下作品が市街中心部に集積する今治市は、丹下建築の変遷を一つの都市で辿ることができる世界で唯一の場所です。今治市では、これまでも丹下氏の功績を顕彰しながら、現代のまちづくりに活かす取組を進めてきました。今回の「世界のTANGE」特別展は、あらためて丹下建築作品の魅力と、その都市デザインの理念を日本中、そして世界へ発信する絶好の機会です。

今回の特別展は、今治市内の3つの会場に分かれて同時開催されます。会場となるのは、今治市民会館(世界のTANGEビジターセンター/海と都市のデザイン展)、玉川近代美術館(丹下健三と隈研吾 東京大会1964/2020の建築家展 パリから今治へ)、河野美術館(丹下健三と今治/マンガふるさとの偉人展)の3か所。すべて入場無料です。市内の建築作品を含め、まちがまるごとミュージアムになったこの特別展。3つの展示を巡って、大人から子どもまで建築の魅力を楽しめます。

2024年にフランス・パリで開催された「丹下健三と隈研吾 東京大会1964/2020の建築家展」。フランスを代表する3大誌にも好評を博した異例ともいえるこの展覧会で、とりわけ話題となったのが、特別製作された巨大な「明治神宮内苑・外苑模型」です。パリ市民の心を動かしたこの模型が、今治でも公開されます。

玉川近代美術館で開催される凱旋展「丹下健三と隈研吾 東京大会1964/2020の建築家 パリから今治へ」では、国立代々木競技場や国立競技場といった日本を象徴するオリンピック建築のレガシーの展示もご覧いただけます。国際舞台で高く評価されたコンテンツを、丹下氏のふるさと今治で体感できる、またとないチャンスです。

スケジュール

2025年8月2日(土)〜2025年9月28日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://kenzotange-imabari.jp/
会場今治市玉川近代美術館
https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/tamagawa/
住所〒794-0102 愛媛県今治市玉川町大野甲86-4
アクセスJR予讃線今治駅東口よりバス「玉川支所」下車徒歩8分
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