滝清子「24541 多重人格的自我」

ギャラリイK

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アーティスト

滝清子

展覧会題名にある数字「24541」とは、滝清子が生まれてから今回の個展初日を迎えるまでに生きてきた日数です。その日々に湧きたつ感情や思考を描き出すとき、滝は「自我」というものが意外にも多種多様であり、時に内部対立的であることを自覚します。しかしそのいずれの「自我」に対しても、滝は正面から向き合い、調律を拒否し、荒々しくも赤裸々に表現しています。
その表現は、内面へ向かうと同時に、外側の世界に対する激しい反応となって燃え盛ります。戦争、核、地球温暖化、未知の感染症。そして様々な差別、人間を生産性から評価し、評価されない人が疎外される社会、そのような理不尽や非人間性に対する怒りや悲しみに喘ぎながらも、滝は「描く」という事に自我と未来へ希望を求め続けています。
今回の個展では、新たに木彫作品も出品。「彫るという行為の中にも、新たな自我を探り出すという実感がある」と語ります。

スケジュール

2023年6月26日(月)〜2023年7月1日(土)