Miaki GalleryMiaki Gallery(東京都港区西麻布)は、2026年5月23日(土)から6月13日(土)にかけて、画家・栗木清美による個展「remembrance of a forest / ある森の回想」を開催いたします。
近年、ドイツ各地やスイス・バーゼルを舞台に作品発表を重ねてきた栗木清美。本展では、その制作の根底にある思考と感覚にあらためて光をあてるとともに、昨年ハノーファーにて発表した作品を踏まえつつ、本展にあわせて制作された新作を中心に発表いたします。
ヨーロッパ思想において不可視の領域へと分け入る場、その象徴として捉えられてきた「森」を創造の源泉としながら、点や線、平面、空間に宿るエネルギーを優しくすくい上げ描かれる彼女の作品。ここで想起されるのは、スイス生まれの画家パウル・クレー(1879–1940)が1920年の「創造的信条」において示した思考です。クレーは線を運動の痕跡として捉え、そのプロセスを次のように形容しました。
「われわれはよく耕された野原を横きり,つぎにうっそうたる森に入る。」
栗木の作品において、線や面はその「森」の不可視な情景やその気配のあらわれとして立ち上がります。画面は固定された像としてではなく、鑑賞者のまなざしのなかで揺らぎながら現れ、視覚の奥に潜む感覚へと静かにひらかれていきます。
本展は、弊廊における栗木清美の2度目の展覧会開催となります。前回より、なお続く彼女の芸術的探究と実践をご高覧いただけましたら幸いです。
また作家在廊のもと、5月22日18時よりオープニングレセプションを開催いたします。ぜひご来廊ください。
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