Artist Cafe Fukuoka本展は、2024年に横浜トリエンナーレ応援プログラムとして発表されたインスタレーション作品《生き纏う》を、福岡という新たな都市において再構築・再提示する展覧会です。
素材として用いられているのは、鑑賞者が実際に触れ、身体的な関係性を築くことのできる“わた(綿)”。この曖昧で柔らかな素材は、アーティストとの対話や観客のふるまいによって変形し、時間とともに痕跡を帯びていきます。今回の再構築では、横浜で蓄積された身体的記憶を含んだ「わた」を福岡へと持ち込み、新たな空間構成とともに、素材に宿る価値と記憶の循環を試みます。
展覧会では、単に視覚的な展示にとどまらず、触れることそのものを作品体験とする「参加型アート」の形式を採用。空間、素材、身体の関係性を問い直す構造的なアプローチが特徴です。
加えて、本展では映画《editor.O》の特別上映を併催します。本作は、長年にわたり文化と出版を支えてきた編集長・長田洋一氏の言葉とまなざしを軸に、編集、表現の本質を探るドキュメンタリー作品です。監督を務めるのは川口ひろ子氏。多様な視点から語られる長田氏を介して、「編集とは何か」「表現とは?」「生きること」を問いかけられるドキュメンタリー作品となっています。
本展は、地域と都市、個人と他者、素材と記憶が交差するなかで、表現文化の循環と再生成の可能性を探るものです。
[関連イベント]
「editor.O」特別上映(7月19日17:00-、20日16:00-)
入場料: 一般1,500円 学生1,000円 高校生以下無料
※作品上映時間80分、上映開始30分前から受付開始
※トークイベント実施予定(詳細については、公式SNSにて随時配信予定)
まだコメントはありません