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「こけしⅡ―遠刈田と土湯・中ノ沢―」

天理大学附属天理参考館
終了しました
こけしは豊かな森林資源を有する東北地方を代表する木の人形で、ミズキやカエデなどの木をろくろにかけて挽き、伝統的な模様を美しく描きだした愛らしい郷土人形です。江戸時代に木地師が湯治場のみやげものに作ったのが始まりで、比較的歴史は新しいものです。丸い頭と円筒形の胴という極めてシンプルなかたちですが、東北六県に分布する産地ごとに伝統的な約束事があり、それぞれが個性的です。師匠と弟子の間で継承されてきた技法の特徴で分けられたその個性を、こけしの世界では「系統」と呼び、現在は12系統に分かれています。本展では宮城県の遠刈田系と福島県の土湯系、そして平成30年に土湯系から分かれた中ノ沢系を取り上げます。今回は昭和10年代に作られたものを中心に“対比”の視点で紹介する試みで、師弟間の筆致の違いや同じ作り手の模様の変遷など、様々な角度からご覧いただきます。本展がこけしと、こけしを育んだ東北地方を再発見する機会となれば幸いです。

スケジュール

2025年7月23日(水)〜2025年9月8日(月)

開館情報

時間
9:3016:30
休館日
8月5日・8月12日~17日・8月19日・9月2日は休館
入場料一般 500円、高校生・中学生・小学生 300円、障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_sp/sp099.html
会場天理大学附属天理参考館
https://www.sankokan.jp/
住所〒632-8540 奈良県天理市守目堂町250
アクセスJR桜井線・近鉄天理線天理駅より徒歩20分
電話番号0743-63-8414
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