美術愛住館アーティスト
イズマイール・バリー、上田麻希、ムナ・カッライ、スンナ・スヴァヴァルスドッティル、易雅静、トールステイン・エイフョーヅ・トーラリンスソン
本展覧会「呼応する / Koō-suru」は国際的に活躍する5人のアーティストを招聘し、「人間が他者に呼び起こされるもの」に対する思索のもとで展覧会を行います。本展は視覚が優位になり、鑑賞者が作品に対し距離をとって観測するような態度をとりやすい―伝統的な美術館での鑑賞体験に対する挑戦となるのはもちろん、「作品と鑑賞者の間の深い、抜本的な関係性とはなにか」を問いかけ、明るみに出そうとします。
日本語で「呼びかけや行動に応える」という意味を持つ、「呼応する」という語をタイトルに用いた本展は、反応・共鳴・反響の現象に重きを置いています。反応や動きは相手と同じ様式や形で起こらなくとも、反応が起こることそのものが誰かへの、なにかしらのメッセ―ジになるのではないでしょうか。そんな大いなる受動性の輪のなかの能動性を指す言葉が「呼応する」です。
本展は単なる視覚体験を超えた、より包括的な鑑賞体験を提案します。鑑賞者は作品の目撃者であるだけでなく、作品との間に進行する対話の一部として位置づけられます。ひとつひとつの視線、息、瞬間が、繊細な共鳴を深く響かせるなかで、観客はアートとの新たなつながりを発見し、作品が生み出す持続的な対話に身を委ねることができるのではないかと考えます。
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