ルーシー・リー《青釉鉢》 1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託) 撮影:品野 塁

「ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―」

東京都庭園美術館
7月4日開始

アーティスト

ルーシー・リー
20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)の、国内では約10年ぶりとなる回顧展です。

オーストリアのウィーンで生まれたルーシー・リーは、ウィーン工芸美術学校で轆轤(ろくろ)を用いた制作に魅了され、陶芸の道へと進みました。作家としての地位を確立しながらも、1938年に戦争で亡命を余儀なくされると、作陶の場をイギリスのロンドンへ移します。ろくろから生み出される優雅なフォルム、象嵌や掻き落とし技法による独創的な文様、そして釉薬によって生み出される豊かな色彩など、彼女の作品がもつ繊細さと凛とした佇まいは、多くの人々を魅了し続けています。

本展では、ウィーンで出会ったヨーゼフ・ホフマンや、ロンドン時代に知り合ったバーナード・リーチ、ハンス・コパーなど、リーと交流のあった作家たちの作品をあわせて展示し、日本を中心とした東洋のやきものとの関係性も見直します。制作初期から円熟期まで、リーが出会った場所、人、もの、時代背景を交えながら作品を紐解くことで、その造形の源泉や作品に表された信念に迫ります。

スケジュール

2026年7月4日(土)〜2026年9月13日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
7月20日は開館
7月21日は休館
入場料一般 1400円、大学生 1120円、高校生・65歳以上 700円、中学生以下、障がい者手帳提示と付き添い2名 無料
会場東京都庭園美術館
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
住所〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
アクセス都営三田線・東京メトロ南北線白金台駅1番出口より徒歩6分、JR山手線目黒駅東口/東急目黒線目黒駅正面口より徒歩7分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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