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松岡壽《伊太利農夫》1881年頃 油彩、キャンバス 当館蔵

「MOMAWコレクション 和歌山ゆかりの作家と近代の美術」

和歌山県立近代美術館
終了しました
「MOMAWコレクション」は、和歌山県ゆかりの美術家を軸にした当館の特色あるコレクションを通して、19世紀末から今日までの日本と海外の美術をご覧いただく展覧会です。「佐藤春夫の美術愛」展の開催期間、1階の展示室では、「和歌山ゆかりの作家と近代の美術」をテーマに、本県新宮市出身の文学者、佐藤春夫(1892〜1964)が生きた1890年代から1960年代までの作品を、およそ年代順に紹介します。

美術という概念やそれを取り巻く制度、また新たな制作技法は、明治時代、開国によって欧米から本格的に日本に持ち込まれたものです。博物館や展覧会という組織や制度もそのなかに含まれます。そのため、西洋絵画の流入により従来行われてきた絵画が大きく統合され、その対概念となる日本画が生まれたように、日本の近代美術は西洋からの影響を大きく受けながら展開することになります。

ほとんどの物事がそうだったように、美術も当初は欧米の模倣からその移入が始まりました。しかし、やがて自国にふさわしい題材や、そこに生きる自分たちだからこそ生み出せる表現の追求が重ねられることで、独自の歴史が刻まれることになります。

欧米の美術は新しい展開を生むための大きな影響源であり続けましたが、時代ごとに技術や表現の学習とその解釈を繰り返しながら、独自の表現を見いだそうとして生まれた作品の連なりが、日本の美術を形作っていきます。和歌山県にゆかりのある作家たちも、時代ごとに活躍の場所はさまざまですが、その動きに関わっています。

*都合により出品作品、出品期間が変更される場合があります。

スケジュール

2025年4月12日(土)〜2025年6月29日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
5月5日は開館
5月7日は休館
入場料一般 600円、大学生 330円、高校生以下・65歳以上 無料
展覧会URLhttps://www.momaw.jp/exhibit/2025collection-wakayama/
会場和歌山県立近代美術館
https://www.momaw.jp/
住所〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
アクセス南海線和歌山市駅よりバス「県庁前」下車徒歩3分、JR紀勢本線・阪和線和歌山駅中央口よりバス「県庁前」下車徒歩3分
電話番号073-436-8690
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