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[画像: 遠藤学「生き際」ボールペン、アクリルガッシュ、真鍮箔、パネル、91.6×140cm、2022]

遠藤学 「Spirits Planter V」

s+arts
終了しました

アーティスト

遠藤学
s+arts(スプラスアーツ)より、遠藤学個展「Spirits Planter V」の開催をお知らせいたします。
遠藤学の作品は、絵巻や物語絵を想起させるような背景に、ボールペンの細密画で描かれた動物や樹々が凛とした表情で現われます。独学で本格的に絵画を始めて以来、その巧みな技術と繊細な感覚から生まれる力強くも美しい作風で、観る者を魅了し、期待を集めている作家の一人です。
本展「Spirits Planter V」も、初個展以来続いているシリーズの第5弾として、引き続き、遠藤の作品制作の根底を模索する形で新作群を発表いたします。箔を使った作品やモチーフと背景など、年々自身の表現技術を発展させて個展に挑む遠藤が、今回特に着目したのは、作品1点1点に描かれる内容のバランスと、モチーフ自体から感じられる意識のようなもの。例えば、自然にある植物は、あるべきところに向かって生え、成長していきます。又、動物においても生きる上で形成された、自然な毛並みの流れ等があり、自身の手が加わることで、不自然にならないように、自然に寄り添う形で描くことを更に重要視するようになったと言います。
自然や動物を作品のモチーフとしているのであれば、これは、当たり前のように聞こえるかもしれません。しかしながら、遠藤の作品は、森に広がる苔のように、一つ一つの要素が境目なく繋がり、気づかぬうちに異なるモチーフに変化していることが多く見受けられます。例えば、動物として見ていたものが、あたかもそれが彼らにとっては普通のことであるかの様に自然に雲や植物と一体化しているのです。その中で、お互いのバランスを崩すことなく自然に描けるのは、遠藤の観察力と表現力が巧みに交わることで成立しているのだと言えるでしょう。
これまで、優しくも厳しく、相反する様々な表情を持ち合わせる自然界のエネルギーを、様々な動物の姿を通して描いてきましたが、本展では更に、モチーフとなった動物の意識のようなものも加えて描かれていると話します。これを機に、魂を吹き込むかのように繊細なタッチで、力強くも美しく表現される遠藤学の新作展を是非ご高覧ください。

スケジュール

2022年11月25日(金)〜2022年12月11日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
火曜日
入場料無料
会場s+arts
https://www.splusarts.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
アクセス都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分
電話番号03-3403-0103
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