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「焼成の余白 展 - 伊藤壽美、高田吉朗、清野祥一 - 」

マリーギャラリー
終了しました

アーティスト

伊藤壽美、高田吉朗、清野祥一
マリーギャラリーは6月21日(土)より、伊藤壽美、高田吉朗、清野祥一の三人による「焼成の余白 展」を開催いたします。

本展は、「焼成=火を通すこと」によって生まれる作品の変化や、その過程で生まれる“余白”に焦点を当てています。三人の焼成の意味と表現の違いが、豊かな対話を生み出します。

伊藤壽美は、「絶え間なく流れる時の中で、人々の記憶や思いはどのように見えるのだろうか」という発想から制作を続けています。「時空のすきま」シリーズと同様に日本画の質感を大切にしつつ、新たな素材や形を取り入れ、不可視な空間を可視化することを模索しています。流れる時間や記憶の断片を静かな余韻として立ち上げます。

高田吉朗は、土や木、和紙などの自然素材を用い、焼成による変化や収縮、分割した陶片を金属でつなぐことで生まれる“余白”や内包する空間の存在感を追求しています。さらに新作では、日本家屋の古材などを使用し、記憶を重ね合わせた新たな表現をご覧いただきます。

清野祥一は、土や石、グラファイト、アルミニウムなどの素材を焼成することで、火と物質の反応を作品にしています。焼成によって物質は形や状態を変え、時に消えたかのように見えます。しかし、新たな存在として姿を変えて現れます。素材の自然な形と火による変容の過程を追求し、物質の循環や時間の流れ、記憶の痕跡を映し出します。

「焼成」という行為を通しながらも、三人それぞれの思いや表現が交差する本展。火と素材、作家の思考が織りなす“余白”に、ぜひご注目ください。

スケジュール

2025年6月21日(土)〜2025年7月5日(土)

開館情報

時間
13:0018:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場マリーギャラリー
https://www.mariegallery.com/
住所〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-33-7 1F
アクセス都営新宿線浜町駅A2出口より徒歩5分、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅5番出口より徒歩8分、東京メトロ日比谷線・都営浅草線人形町駅A1出口より徒歩11分
電話番号03-6321-3442
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