森万里子 《Wave UFO》 1999-2002年 脳波インターフェース、ビジョンドーム、プロジェクター、コンピュータシステム、グラスファイバー、 テクノジェル®、アクリル、カーボンファイバー、アルミニウム、マグネシウム 528×1134×493 cm 展示風景:「森万里子:Wave UFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年 撮影:リチャード・リーロイド

「森万里子展」

森美術館
10月31日開始

アーティスト

森万里子
森万里子は、美術、哲学、科学を統合させ、未来を展望する作品を発表してきました。1990年代に、ポストヒューマン、サイボーグ的アイデンティティを演じる作品で国際的に注目されたのち、彼女の関心は、近未来的な世界観と日本のアニメ文化などを融合させた美学から、日本の自然信仰、仏教といった古代思想や精神世界、さらには縄文、ケルトなどの古代文化へと徐々に拡張してきました。また、量子論、宇宙物理学、神経物理学にも接点を求めて、第一線の科学者やエンジニアともコラボレーション。2000年以降は没入型の空間体験を促す大型インスタレーションも制作しています。作品に共通する過去と未来を横断する時間の超越性は、今日も森が探求しつづけるコンセプト、仏教的な宇宙観を起点に、あらゆる物事の相互関連性を希求する「Oneness(※)」へ繋がっていきます。2010年には自然環境と人類の繋がりを考えるパブリックアートを六大陸に恒久的に設置することを目指しファウ公益財団を設立、すでにブラジルと宮古島で実現しています。

本展は、2002年に東京都現代美術館で開催された「森万里子 ピュアランド」展以来、国内では24年ぶりの美術館での個展となります。インタラクティブなインスタレーション、彫刻、ビデオ、写真、ドローイング、パフォーマンスなど30年以上にわたる実践から約80点の作品が一堂に会する大規模個展です。初期から最新作まで、代表作が緩やかに時代を追って展示され、作品資料やアーカイブも初公開されます。

森万里子の唯一無二な世界は、全世界の最大の課題であるヒューマニティーやエコロジーについても、示唆に富んだものになることでしょう。
※万物の一体性

スケジュール

2026年10月31日(土)〜2027年3月28日(日)

開館情報

時間
10:0022:00
火曜日は17:00まで
入場料未定
展覧会URLhttps://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/marikomori/index.html
会場森美術館
https://www.mori.art.museum/
住所東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
アクセス東京メトロ日比谷線六本木駅1C出口より徒歩3分(コンコースにて直結)、都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩6分、JR渋谷駅より都営バス「六本木ヒルズ」下車すぐ
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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