「生誕120年 牧野正吉展 ─今市が生んだ水彩画家」

小杉放菴記念日光美術館
2月8日終了

アーティスト

牧野正吉
牧野正吉(1905-1994)は、現在の栃木県日光市大桑町(旧今市市)出身の水彩画家です。東京府青山師範学校(現・東京学芸大学)時代に、美術教師の赤津隆助から大きな薫陶を受けた牧野は、19歳から20代にかけて歩人社、新光洋画会、太平洋画会、光風会、白日会、東京みづゑ会、首都美術展、帝展など、様々な公募展に油絵や水彩画で入選を重ねていきます。1925年に小学校教員に就いてからも、加藤静児や石井柏亭のもとでさらに絵画を学んでいた牧野は、やがて水彩画家として知られていくようになり、1928年に日本水彩画会会員、1941年には石井柏亭が主宰する双台社の創立会員となります。1941年、中国大陸での写生旅行をもとにした初の個展「大陸風景水彩画展」を上野松坂屋で開催。1944年には、駒本国民学校の学童疎開責任者として那須郡芦野町に疎開し、終戦を迎えます。

戦後も教員を続けながら、日本水彩画会や創元会を中心に創作活動を続け、晩年まで、尾瀬や日光の自然を題材とした水彩画を数多く発表しました。しかし長く東京で活動していたためか、栃木県内ではこれまであまり牧野の画業を顧みる機会がありませんでした。そんななか2023年度に、多数の遺作が小杉放菴記念日光美術館へ寄贈されたことで、いま、この画家への関心が高まりつつあります。これを機に、改めてこの画家にスポットを当て、牧野正吉の郷里・日光市では初めてとなる回顧展を開催いたします。

スケジュール

開催中

2025年12月13日(土)〜2026年2月8日(日)あと53日

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
1月1日~3日、1月12日は開館
12月29日~31日、1月4日~6日、1月13日は休館
入場料一般 730円、大学生 510円、高校生以下 無料
展覧会URLhttps://www.khmoan.jp/event/event_d.html?0:3982
会場小杉放菴記念日光美術館
https://www.khmoan.jp/
住所〒321-1431 栃木県日光市山内2388-3
アクセス東武日光線東武日光駅より東武バス「神橋」下車徒歩3分、JR日光線日光駅より東武バス「神橋」下車徒歩3分
電話番号0288-50-1200
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