伊東深水《娘道成寺を踊る吾妻徳穂》1965年 当館寄託【日本芸術文化振興会(国立劇場)蔵】

「国立劇場の名品展 —鏑木清方、小倉遊亀、東山魁夷、髙山辰雄、加山又造…」

平塚市美術館
2月15日終了

アーティスト

麻田辨自、伊東深水、上村松篁、奥田元宋、奥村土牛、小倉遊亀、小野竹喬、堅山南風、加藤栄三、加藤晨明、金島桂華、鏑木清方、加山又造、川端龍子、桑田笹舟、児玉希望、杉山寧、鈴木翠軒、染谷祐通、髙山辰雄、田島なす美、土橋醇、中島清之、中村岳陵、西山英雄、橋本明治、濱田観、東山魁夷、御正伸、森田曠平、山口蓬春、山田申吾
国立劇場は、日本の伝統芸能の保存と振興のため、1966年に設立された日本初の「国立」の劇場です。明治初期の日本の近代国家の幕開けとともに、西洋に倣った官立の劇場施設が切望され、長い時を経て待望の開場を果たしました。その場内には、日本画を中心とした当時の画壇最高峰の作家による作品が集められ、格調高い趣を作り出す一翼を担い続けました。近現代の日本画の収集・展示を積極的に行っている当館では、国立劇場の再整備等事業のための閉場期間中、これらの作品をお預かりすることになりました。本展では全36点を一堂に公開します。

このたびお預かりした作品は、大正3(1914)年の鏑木清方《野崎村》を除き、すべて1940年代以降に制作された作品です。日本画は、戦後の1940 年代、新しい現実社会を生きる人々の感覚と伝統的な日本画との間に差異が生じ、大きな転換期を迎えました。新しい日本画の在り方を模索する画家たちは、西洋絵画の表現手法を参照し、あるいは東洋古典の新解釈を試みるなど、意識的にも造形的にも試行錯誤を重ねました。国立劇場のコレクションには、それらの傾向があらわれた作品が多く含まれており、多種多様な作品が集められています。

本展では、これらの作品を主題やモチーフをもとに「1.物語・役者を描く」「2.風景を描く」「3.花・動物を描く」「4.人を描く」という4 つのテーマに分けてご紹介します。長きにわたって劇場内を彩り、幕間や上演前後の来場者に楽しまれてきた国立劇場のコレクションは、場外で一堂に展示されたことはなく、本展は貴重な機会となります。劇場内とはまた違った美術館の展示室という空間で、作品の魅力を心ゆくまでご鑑賞ください。

スケジュール

開催中

2025年10月11日(土)〜2026年2月15日(日)あと72日

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
10月13日、11月3日、11月24日、1月12日は開館
10月14日、11月4日、11月25日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月13日は休館
入場料一般 200円、大学生・高校生 100円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00051.html
会場平塚市美術館
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
住所〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
アクセスJR東海道線平塚駅北口より徒歩約20分、JR平塚駅北口より神奈川中央交通バス「美術館入り口」下車、小田急小田原線伊勢柄駅南口より神奈川中央交通バス「美術館入り口」下車
電話番号0463-35-2111
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