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成島麻世 「肖像と皮膚のあいだ」

隙間
終了しました

アーティスト

成島麻世
隙間は、成島麻世による「肖像と皮膚のあいだ」を開催します。

成島麻世は、この世界に存在する特定のイメージを、触知可能な物質として再構築する彫刻家です。人間の認知の境界を探るように、身の回りにある不可視の題材を文字通り「掘り起こす」成島の制作は、世界をいかに知覚し、それをどのように記録するべきかという、探究のプロセスとして捉えることができます。

本展「肖像と皮膚のあいだ」では、「指紋」をめぐる木彫の新作群を発表します。実在する人間の指紋を採取した成島は、その線を丁寧に掘り起こし、彫刻として定着させました。木の中に複製された指紋は、彫刻家の手によって隆起と陰影が与えられ、匿名性と固有性を孕んだ新たな刻印へと置き換えられています。展示空間に配置されたこれらの作品と向き合う時、私たちは誰のものでもない、そして誰のものでもある肖像を見ているのかもしれません。また、空間には実際に手で触ることのできるガラス球のオブジェクトが配置されます。触れるたび残される指紋は他者の痕跡の上に静かに重なり、世界の境界は徐々に曖昧になっていくでしょう。

成島麻世による新たな彫刻的試みを、ぜひこの機会にご覧ください。

スケジュール

2025年11月8日(土)〜2025年11月16日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
入場料無料
展覧会URLhttps://sukima.henderscheme.com/exhibition/mayo-narushima
会場隙間
https://sukima.henderscheme.com/
住所〒111-0051 東京都台東区蔵前3-11-2 1F
アクセス都営浅草線蔵前駅A0出口より徒歩1分、都営大江戸線蔵前駅A5出口より徒歩3分
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