何層も貝のチップで覆った上に、30年間地元の砂浜で大事に収集した有 孔虫やウニの化石、骨や殻などを散りばめた木のオブジェ。そこに毛布をかけるように上から丁寧にメディウムを重ねており、写真作品「A Blanket for All of Us」は、それをさまざまな角度で撮影したものです。 枝の先端にある自己流で制作したガラスの玉は、まるで光をたたえてゆらめき、何かの生命が誕生する神秘的な瞬間を表わしているようです。 そのイメージの元となった愛猫のお墓がある金木犀の木は、秋になると小さな花が咲くといい、愛するものが属し、死したものと新たな生命の循環の象徴の存在として繋がっていきます。
「とらしっぽリバー(We call it Tiger’s Tail River,not that we’ve ever seen a real tiger)」は、とらのしっぽのように蛇行した巨大な木のモザイクテーブルの上に、石、木、ガラスなどを支持体に日常のささやかな場面が描かれた小さな作品が点在されています。それはまるで薄曇りの日の穏やかな川の風景のようであり、六本木の奥のスペースに大きく展開されます。
まだコメントはありません