[画像: 野又穫《Babel 2005 都市の肖像》2005 アクリル絵具、キャンバス 226.5 × 162.0 cm 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 photo: 髙橋健治]
[画像: 野又穫《Imagine-2》2018 アクリル絵具、キャンバス 130.5 × 89.5 cm 作家蔵 photo: 木奥恵三]
[画像: 野又穫《Eastbound-23 東方へ 23》1999 アクリル絵具、キャンバス 130.5 × 97.2 cm 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 photo: 髙橋健治]
[画像: 野又穫《Arcadia-24 永遠の風景 24》1988 アクリル絵具、キャンバス 91.0 × 60.6 cm 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 photo: 早川宏一]
[画像: 野又穫《Perspective-21 内なる眺め 21》2001 アクリル絵具、キャンバス 194.2 × 112.1 cm 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 photo: 髙橋健治]
[画像: 野又穫《Bubble Flowers 波の花》2013 アクリル絵具、キャンバス 97.5 × 194.4 × 3.5 cm 作家蔵 photo: 木奥恵三]
[画像: 野又穫《Windscape-20 風見の地 20》1997 アクリル絵具、キャンバス 97.4 × 227.6 cm 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 photo: 髙橋健治]
[画像: 野又穫《Alternative Sights-2》2010 アクリル絵具、キャンバス 120.3 × 162.1 cm 作家蔵 photo: 小暮徹]
[画像: 野又穫《Land-Escape 10 境景 10》1992 アクリル絵具、キャンバス 65.4 × 130.5 cm 東京オペラシティ アートギャラリー蔵 photo: 早川宏一]
[画像: 野又穫《Still-25 静かな庭園 25》1986 アクリル絵具、キャンバス 72.7 × 91.9 cm 作家蔵]

野又穫 「Continuum 想像の語彙」

東京オペラシティ アートギャラリー
7月6日開始

アーティスト

野又穫
目の前に広がる見知らぬ風景に、不思議な構築物がそびえ立つ。なぜか懐かしさを感じさせる野又穫(のまた みのる1955-)の絵画は、架空の光景と一言で片付けることのできない、現実と地続きにある非現実とでもいうべき独特の世界が特徴です。当館コレクションの寄贈者・寺田小太郎氏は野又の作品をこよなく愛し、1980年代から毎年収集を続け、代表作40点あまりが収蔵される最大の所蔵館となりました。

野又は東京藝術大学でデザインを学んだ後、広告代理店のアートディレクターとして勤務するかたわら絵画制作に取り組みました。1986年佐賀町エキジビット・スペースでの個展を皮切りに、いくつかの個展を開催して作家活動に専念することとなり、以降「知る人ぞ知る」作家として熱心なファンの注目を集めてきました。そんな野又は2020年、イギリスの有力ギャラリー、ホワイト・キューブにてオンライン個展が開催された後、同ギャラリー所属が決まり、一躍世界を舞台とする作家となったのです。

そのきっかけは、2004年東京オペラシティアートギャラリーでウォルフガング・ティルマンスと同時開催で行われた野又の個展でした。来日中の現ディレクターがこの個展を観た記憶が年月を経て結実し、今日の国際的な注目へとつながりました。

企画展示室では初めての個展となる本展では、当館コレクションはもとより、初期から最新作まで、野又穫の全貌を広々とした空間で展示する機会とします。一人のコレクターの眼から始まった作家と美術館の長年の関係、そして世界へ。点が線で結ばれて星座がつくられるように、いくつもの幸せな出来事によって編まれた物語とも言うべき本展に、ご期待ください。

スケジュール

2023年7月6日(木)~2023年9月24日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日休館
年末年始休館
備考
8月6日は休館
入場料一般 1400円、大学生・高校生 800円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/
住所〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)