GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEGALLERY HAYASHI+ART BRIDGEはこのたび、伊藤美緒による個展「くもの巣に、ひっかかった花びらは綺麗だからとゆるされてほしい」を開催いたします。本展は伊藤の弊ギャラリーでの初の個展開催となり、色彩豊で表現力に富む新作ペインティングを発表いたします。
自然が偶然の重なり合いで美しい情景を作り出すように、絵画にも偶然性の積み重ねが本来の意図とは異なる表情を見せる瞬間があると述べる伊藤美緒。色鮮やかでダイナミックなブラッシュストロークがキャンバスいっぱいに描かれる伊藤の作品は、色を重ねたり削ったりする作業を通じて、上下のレイヤーに動的な融合を作り出します。本来意図していなかったレイヤーや色彩がリンクするその瞬間に、作品の中に新たなバランスや秩序が生み出されていきます。ただ闇雲に筆を動かすのではなく、綺麗だと思った部分の必要性を疑ってみる。主導権は握りつつも、絵からの返事を待つことで、新たな秩序をキャンバス内に見つけることができます。そうして完成した作品たちは独特のバランスとリズムを持ち、まるで彼女のダイアリーを見ているかのような感覚を鑑賞者に与えます。
本展示タイトル「くもの巣に、ひっかかった花びらは綺麗だからとゆるされてほしい」は、台風が過ぎ去ったあとどこからか飛んできた花びらが蜘蛛の巣にひっかかり、角度によっては空に浮いているように見えたところから生まれた一節です。また出展作品はキャンバスの種類をいくつかに分け、筆致の違いを楽しめるよう展示にリズムを作りました。2年ぶりの個展となる本展示の新作をお楽しみください。
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