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「日本の雅-香文化の1400年」

高砂コレクション®ギャラリー
終了しました
高砂香料工業株式会社(東京都大田区)本社内にある高砂コレクション®ギャラリーにおいて、昨年の「パリと香水」展に引き続き、2025年度企画展として7月22日より 「日本の雅―香文化の1400年」を開催いたします。

585年に淡路島に香木が漂着して以来1400年余にわたる歴史を持つ日本の香文化。今回の企画展では「雅」をキーワードに高砂コレクション所蔵の香道具を展示するとともに、日本人にとって「香」の果たした意義の大きさを振り返りたいと思います。
仏教の伝来とともに日本人は「香」に出会います。仏教寺院では「香」の使用は欠かせません。そこでは香炉などの容器や道具もおのずから荘厳で豪壮なものが用いられてきました。その後、平安時代に洗練の極みを迎える薫物、そして室町時代に始まる香道と、日本の香文化はさらに深化を続けます。

さらに、近世以降は線香が普及し煎茶の文人趣味に取り入れられ、一方で茶人は香合の洒脱さを好むようになります。近現代に至っても陶芸家や金工家は好んで香炉や香合を作り、それらの多くは置物あるいはコレクションとして私たちの目を楽しませてくれています。また、西洋の香水が入って来た近代以降には、香水瓶も作られるようになりました。
そうした、各時代、異なる用途の作品を一堂に集めて展示します。日本の香文化の全体像を感じていただければ幸いです。
なお、特別展示として龍涎香や麝香も展示し、その主成分(エル・ムスコンとアンブリノール)の香りを嗅げるコーナーも設置します。

また、今回は「香に親しむ『聞香』体験会」および「香文化セミナー」を開催します。詳細は、高砂コレクション®ギャラリーWebサイトをご覧ください。

[関連イベント]
1. 香に親しむ―「聞香」体験会
日時: 7月30日(水)、8月21日(木) 13:30受付開始 14:00~15:00
場所: 高砂香料工業株式会社本社17階 講堂
募集人員: 各20名程度
募集方法: 高砂香料工業Webサイトより申し込み(応募多数の場合は抽選となります)
内容: 薫物・香木の説明と名香の聞香(柴舟など数点を予定)
2. 香文化セミナー
日時: 11月26日(水)13時半受付開始 14:00~16:30
場所: 高砂香料工業株式会社本社17階 講堂
募集人員: 40名程度
募集方法: 高砂香料工業Webサイトより申し込み(応募多数の場合は抽選となります)
内容 :
① ご挨拶(IR/広報室副部長)
② 薫物と香木の話(山田眞裕会長)
③ 名香の銘と蘭奢待の香り再現プロジェクト (IR/広報室)
④ 名香 高砂コレクション所蔵の名香の聞香(縮/柴舟/初音)
⑤ 薫物(香雅堂様提供)の聞香

スケジュール

2025年7月22日(火)〜2025年12月12日(金)

開館情報

時間
9:3017:00
入館は16:30まで
毎月第三金曜は19:00まで開廊(8月15日、 9月19日、10月17日、11月21日)
休館日
土曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場高砂コレクション®ギャラリー
https://www.takasago.com/ja/museum
住所〒144-8721 東京都大田区蒲田5-37-1 ニッセイアロマスクエア17F
アクセスJR京浜東北線・東急池上線・多摩川線蒲田駅東口より徒歩3分、京急線京急蒲田駅西口より徒歩8分
電話番号03-5744-0511
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