サイトウミュージアム画家・津上みゆきは、東京で生まれ大阪で育ちました。1996年ニューヨーク滞在中に制作や作品について再考する機会を得、作品名にはViewという言葉が冠されることになりました。津上にとってのViewとは、「みえるもの/眺め」と「みること/見かた」という二つの意味をもちます。
そして、作品名には月日や時刻が記されています。これは、風景を眺めるだけの意味にとどまらず、移りゆく時を意識し往還しながら考えるという独自の風景観や制作方法に根差しています。現場でのスケッチと、そこからキャンヴァス画へと向かう過程で思考を重ねる「スタディ」は、その場に関わりのある人々や文化を含むさまざまな魅力を伝えるとともに、絵画というジャンルのもつ可能性をも広げています。
本展は、サイトウミュージアム所蔵の津上みゆきの絵画に作家所蔵の絵画や関連スケッチ、10年振りに取り組んだ新作銅版画《View, Flowers, Places, 2023》を含む版画作品、さらには三重県内を取材した最新作を合わせた展示により、津上みゆきの作品の魅力に迫ります。
前期: 10月24日(金)-12月28日(日)
後期: 2026年1月4日(日)-3月8日(日)
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