藤井桃子「シリクメナワ2025」

Wa.gallery

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アーティスト

藤井桃子

この度Wa.galleryはOsaka Art & Design 2025の参加に合わせ、藤井桃子個展「シリクメナワ2025」を開催致します。
昨年の藤井桃子初個展では記録的な来場者を動員し、素晴らしいデビューを果たしました。それはしめ縄がアートへと昇華された瞬間であり、それを見た多くの方が感動し、その想いを方々へと伝達した結果だったのだと思います。
そんな藤井桃子がこの1年の間、何を目指してどのような成長を見せるのか、色々な方の期待を背に尊くも近い存在であるしめ縄で表現します。

藤井桃子は京都の美しい自然に囲まれた山里の花背にて、希少品種である“あさひもち”の稲作を自ら行い、作品の制作まで一貫して行なっています。日本人の根源を呼び起こさせるような作品は藁表現の新たな可能性を広げています。

尻久米縄とは端を編んだまま切らないでおく縄と言う意味であり、誰もが知る「しめ縄」の事です。神様のいる神聖な領域と私達のいる俗世とを隔てる境界、神様の宿る場所や依代（よりしろ）を表し、災いやよくないものが入ってこない、または出ていかないようにする結界としての意味を表します。

目に見えない空間や世界までも仕切る不思議な力があると考えられているしめ縄。そんな神聖な藁と長い年月をかけてじっくりと向き合い、神事にも携わってきた作家が今表現し伝えたい事を「シリクメナワ2025」と題しWa.galleryで作品を発表します。

スケジュール

2025年5月28日(水)〜2025年6月15日(日)