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[画像: もりさこりさ《夜渡り上手》, 2023年, キャンバスに油彩, 162x112cm(P100)]

もりさこりさ 「ムード・インディゴ」

下北沢アーツ
終了しました

アーティスト

もりさこりさ
下北沢アーツは、もりさこりさ個展「ムード・インディゴ」を開催いたします。もりさこりさは2003年東京都生まれ。2022年東京学館船橋高校美術工芸科卒業、2023年現在多摩美術大学絵画科油画専攻2年在学中。高校3年生でのFACE2022入選を初め、受賞・展示多数、将来を嘱望される次世代ペインターです。

FACE2022で展示されていたもりさこりさのF100号、《私は石鹸ガール》、後にその作品を描いたのが高校生だと気づいた時は衝撃を覚えました。コロナ禍での経験を踏まえ、人生の痛み、悲しみが、懐かしい、そして色気も感じる絵の具遣いで表現されていたからです。
「幼い頃からものづくりをする人に憧れていた」というもりさこりさは美術系の高校を卒業後、2022年に多摩美術大学に入学し、これまでに約20回のグループ展や個展に参加しています。たくさんのオファーを受けつつ、展覧会を仲間と自主的に企画するなど、能動的・精力的に活動しています。将来の夢は画家でも小説家でもなく「作家」だったというもりさこりさは幼い頃から生きたかった人生を着実に歩み始めています。

もりさこりさ作品の大きな魅力の一つが巧みな絵の具遣いです。こんな風に絵の具と仲良く描けたらそれは楽しいだろうなと思わせるのです。芳醇な色遣いで表現される作品は具象から抽象まで幅広いですが、そこにはいつも人生における愛しさ、哀愁が描かれています。大人になるにつれ向き合うのをやめていた自分の中の気持ちが呼び起こされるようで、甘いだけではない痛みも伴う懐かしさを覚えます。もりさこりさは愛する小説から人生の喜び・悲哀、心の機微を浴びるように吸収したのでしょう。日々の小さな浮き沈みに寄り添うようなもりさこりさの作品は、火が灯った一本の蝋燭のように、鑑賞者の内面をそっと照らし、それにより明日を生きる力が静かに湧いてくるように感じます。それは社会における芸術の最も大きな役割の一つではないでしょうか。

「言葉はとても繊細で難しいものだけれど、それが絵と合わさったとき、想像の幅をさらに広げる」というもりさこりさの言葉と共に、「自分に描けるものは全て描いてからこの世を去りたい」という気迫あふれる若きペインターの進行形の物語をぜひご堪能ください。

スケジュール

2023年10月13日(金)〜2023年10月29日(日)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日

オープニングパーティー 2023年10月13日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://shimokitazawaarts.tokyo/morisakorisa_moodindigo/
会場下北沢アーツ
https://shimokitazawaarts.tokyo/
住所〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-40-9 1F
アクセス小田急小田原線・京王井の頭線下北沢駅東口より徒歩4分
電話番号03-6804-7636
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