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「MUSEE GINZA企画展 ―ファセッテイング― 村上貴一 建築展」

MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesign
終了しました

アーティスト

村上貴一
関東大震災の復興建築として竣工し、東京空襲を生き延び、91年の永きに亘り銀座の街を見つめてきた川崎ブランドデザインビルヂング(旧五十鈴商会)。老朽化で解体が決定していましたが、2013 年当社が取得、保存する判断を下しMUSEE GINZAギャラリーを開廊し早いもので10年が経ちました。

鉄筋コンクリート造の黎明期における木床との複合構造、スクラッチタイルの変種、加飾タイルの美しい外観、銀座の商業建築ビルの先駆けとして評価され、現在は重要文化財登録に向けて中央区と準備を進めています。

2023年12月、MUSEE GINZAの新施設となるアートコンテナを、千葉県南房総市に新築しました。銀座ギャラリーのアネックスとして、現代アート作品の保管を中心に、プライベート展示、取引の場として活用する斬新なファサードの現代建築となりました。本展では、試行錯誤を経て実現したアートコンテナのプロジェクトを初公開します。

コンテナは海上輸送の国際規格であり洋上・湾岸から幹線道路までを網羅しています。世界の物流、経済の血液のような存在であり、当社の国際志向と合致したため躯体・ファサードとして採用しました。2つのコンテナを斜めに重ね、古神社の崖から、館山の海を臨む単眼鏡のような斬新なファサードは、既存の視野を転換(ツイスト)させ、未来眺望を促します。現代建築としての剛性ある存在感を放ちます。

MUSEE GINZAのアートコンテナ計画は、ゼロから新築する計画で、店舗デザインを始め国内で引き手数多のプロジェクトが進行する建築士の村上貴一さんと協同で約2年かけて実現しました。かつて安房の国と呼ばれ、鎌倉時代の城跡など歴史遺産が残る立地で、古神社の森林と崖に隣接する国道127号線沿いの狭小地に、最先端を感じる斬新なアートコンテナが出現しました。

辰野金吾の銀行建築から創業し、磯崎新モダニズム建築を保存してきた当社106年の社歴、所蔵する現代アート(前衛美術集団ネオ・ダダに所属した風倉匠、現役アーティストの山口歴)の魅力をいかに引き出すか等、無理難題を要望し、懇切丁寧な対話をしていただき、徐々に形を見つけていく作業を経て完成しました。本建築展では、本プロジェクトの過程となった模型、竣工写真などを公開します。建築=造形物をどのように手探りしていったか、そのプロセスをお楽しみください。

[関連イベント]
ギャラリートーク「対談 村上貴一 × 川崎力宏」
日時: 12月2日(土)15:00〜15:30
定員: 10名

スケジュール

2023年12月1日(金)〜2023年12月24日(日)

開館情報

時間
13:3016:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日
アポイント優先
入場料無料
展覧会URLhttps://kawasaki-brand-design.com/exhibitions/
会場MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesign
http://kawasaki-brand-design.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-17 川崎ブランドデザインビルヂング
アクセス東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅10番出口より徒歩3分、東京メトロ銀座線京橋駅2番出口より徒歩4分、都営浅草線宝町駅A1出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線東銀座駅A7出口より徒歩5分、JR山手線・京浜東北線有楽町駅京橋口より徒歩10分
電話番号03-6228-6694
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