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「これだけは見ておきたい 日本洋画の歩み」

栃木市立美術館
終了しました

アーティスト

高橋由一、五姓田義松、黒田清輝、藤島武二、熊谷守一、青木繁、坂本繁二郎、橋本邦助、萬鉄五郎、清水登之、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、中川一政、東郷青児、向井潤吉、刑部人、香月泰男、鴨居玲
幕末から明治にかけて、西洋から入ってきた絵画は日本の美術に大きな変化をもたらしました。紙や絹を用い、墨と繊細な色彩による情感豊かな絵画に親しんできた当時の日本人にとって、西洋画法は実物と見まがうばかりの再現描写を可能とする驚異の技術でした。なんとしてもその技術を日本にも取り入れたいと、高橋由一たち初期の洋画家たちは苦心してその画法を学んだのです。

明治時代には、西洋に留学する画家も多くなります。黒田清輝らは、印象派の画風を取り入れたアカデミズム絵画を学びました。帰国後は東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)で後進を指導、日本の洋画教育に大きな影響を与えました。

大正時代には最新の西洋の動向も次々に伝えられるようになります。キュビスムやフォーヴィスムといった当時の前衛的な傾向を示す画家の一方で、ルネサンス絵画などの影響を受けて写実を極めようとする者、自らの個性に従い、独創的な作風を築く画家も現われました。

太平洋戦争後、前衛的な美術表現が増す中でも、絵画はその豊かな表現を広げています。この展覧会では、初期から現代まで、日本洋画の歩みを代表的な画家の作品約60点で紹介します。江戸時代にひとつの完成の域に達していた日本の美術は、西洋の美術と出会って大きく展開しました。そこにはある完成した文化の、異なる文化とのダイナミックな出会いの歴史が見られることでしょう。

スケジュール

2023年7月8日(土)〜2023年9月24日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
7月17日、9月18日は開館
7月18日、9月19日は休館
入場料一般・大学生・高校生 800円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum-tcam/62101.html
会場栃木市立美術館
https://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum-tcam/
住所〒328-0016 栃木県栃木市入舟町7-26
アクセスJR両毛線・日光線栃木駅北口より徒歩16分、JR栃木駅北口よりふれあいバス(市街地循環線、西回り)「藤沼酒店前」下車徒歩1分
電話番号0282-25-5300
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