HARUKAITO by islandこのたび、HARUKAITO by ISLAND では、2024年10月4日(金)から10月27日(日)まで、水戸部七絵の個展『Trump’s ears are like Van Gogh’s (I also.)』を開催いたします。
「色彩は光の行為である。行為であり、受苦である。」 ゲーテ『色彩論』
人間の「顔」というモチーフを描くことで、人種・セクシュアリティのアイディンティティや社会と経済構造を視覚化させてきた水戸部は、2022年にオーストリア・ウィーン美術アカデミーへの留学をきっかけに、色彩の認識と視覚化の探求をさらに深めてきました。
本展では、2024年7月13日に発生した元米国大統領であるドナルド・トランプ氏襲撃事件というアクチュアルなイシューを中心に、色彩の記号性と対峙し、改めて絵画とその身体性によって「色の解放」を試みるペインティングを展示します。
水戸部がトランプ氏の肖像を描くのはこれが初めてではありません。襲撃事件後に、耳を負傷したトランプ氏をフィンセント・ファン・ゴッホとの関連を指摘する動きを目の当たりにした水戸部は、はからずとも自身の起点となったゴッホへの共鳴という個人的な足跡と、世界各国が直面している社会的課題の象徴としてのトランプ元大統領の交錯地点に着目しました。それらの実態と象徴は、メディアやコミュニケーションを通じて、どのような光の照射によって、いかなる現実を生み出し、同時に解離させているのかーー。
ニュートンが光のスペクトルから色を解明した一方、ゲーテは光と闇の両輪が色を生成する要素であると定義して「光と闇の境界線にこそ色は存在する」と説きました。アクチュアルな社会的状況に改めて向き合い、アーティストの内的事情との創造的な格闘から生まれた新しいシリーズをぜひご高覧ください
[同時開催]
水戸部七絵「Alphabet」
日程: 10月4日〜10月27日 13:00〜19:00
休廊日: 月曜日・火曜日・水曜日
会場: BLOCK HOUSE 4F
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