国芳 播州袖河尻藤戸浜佐々木盛綱騎馬にて海を渉る 嘉永2-3年(1849-50)

「ネオ江戸423:タイムライン」

青山|目黒
あと4日で開催
この度弊廊では、昨年大ヒットしたSF超大作「国周:ネオ江戸」の続編として、今注目のコレクティブ「歌川派」と呼ばれるアートディレクターたちによるグループ展「ネオ江戸423:タイムライン」を開催いたします。

江戸という特定の地域に生息していた彼らは、幕末から明治初期にかけての政変が続く時代に、企画者である版元、彫師、摺師たちと共に活動していました。
この時期はしばしば「激動の時代」と呼ばれます。戦や政変が相次ぎ不安定な中、幕府による出版の規制により、史実や時事をそのまま描くことが制限されていました。そうした状況下で、時には処罰の対象となりながらも、現実の戦や事件を取材し、それらを画面の中に暗示させるかたちで取り込み、いわば“Based on a True Story”として、創意工夫を高めていきます。

こうした表現は、単なる制約の結果にとどまるものではありません。同時に、民衆の期待に応え、あるいはそれを上回るための野心でもあったと言えます。版元と作り手は、驚きや新しさを求める声に応じるかたちで、まるで今日の漫画やアニメーションから飛び出してきたかのような、過剰で濃いキャラクター描写を押し広げていきました。

また、このような時期でありながら、多色刷りの制作技術は極点に達していました。精緻に刻まれた版と多層的に重ねられた色彩、贅を尽くした摺の煌びやかな摺の重なりは、現在では再現が困難なほど高度な水準にあり、その黄金期はわずか30年、長く見ても半世紀ほどとされています。

本展では、これらの実践を個別の作家や流れとしてではなく、同時に生まれていた複数の動きとして並置いたします。そこに立ち上がるのは、過去として固定された像ではなく、いまなお更新され続ける、もう一つの江戸の姿です。

本展では、木版画約35点を展示いたします。「江戸」と「未来」が高速でワープする、宙吊りのような視覚体験をご体感いただけましたら幸いです。

スケジュール

2026年5月2日(土)〜2026年5月30日(土)

開館情報

時間
13:0020:00
土曜日・日曜日・月曜日・祝日は18:00まで
休館日
火曜日、水曜日、木曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://aoyamameguro.com/website/neo-edo-423-time-line/
会場青山|目黒
http://aoyamameguro.com/
住所〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-30-6 保井ビル1F
アクセス東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅より徒歩8分
電話番号03-3711-4099
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