gallery fugallery fuでは、8月6日(水)から8月17日(日)まで「NOENON|Made in」を開催します。
タイトルとして使用する、「made in」という英語は、「〜製」「〜で作られた」という意味であり、製品や商品の原産国・生産地を表すときに使われます。商品のタグやパッケージ、ラベルなどに書かれていることが多く、その表示は品質やブランドイメージに大きな影響を与えます。
「Made in」の概念は、産業革命以前からあった地域ブランドの考えにルーツをもつとされます。
それは単なるラベルではなく、「ここで作ったものなら信頼できる」という地域や職人コミュニティが作り上げた信頼の証だったのです。
それだけにこの「made in」の効果は高く、逆に産地偽装などの問題が発生する要因ともなっています。これは美術で言う真贋論争とも共通点を見出すことができるのではないでしょうか?倉本聰氏は、1960 年に実際に起きた「永仁の壺事件」をヒントに映画「海の沈黙」を書き上げました。
そこでは、贋作を巡る事件をきっかけに、美とは何か、権威とは何かを問う物語が展開されます。
国の重要文化財であったものが、贋作とされた途端にそのものの価値が転落してしまう、と言う空虚さ。私たちも生きていく中でそれに似た経験をしたことがあるのではないでしょうか。
NOENON は、「Made in」ではそれぞれの鑑賞者がさまざまな見方をしてほしい、と言います。なぜこれが好きなのか?良い、と思うのか?そんなことを自分の心に問いかけてみることも楽しいのではないかと思います。
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