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[画像: (左)奈良美智『Eve of Destruction』2006年 カンヴァスにアクリル絵具 117.0x91.0cm ©Yoshitomo Nara (右)『青磁下蕪花瓶』南宋時代 磁器 撮影:上野則宏]

「青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」

原美術館 ARC
終了しました割引あり

アーティスト

艾未未、安藤正子、河原温、リー・キット、ギルバート&ジョージ、佐藤時啓、須田悦弘、奈良美智、ヨーゼフ・ボイス、やなぎみわ、荒川修作、アンディ・ウォーホル、クレス・オルデンバーグ、工藤哲巳、久保田成子、クリスト、ヴィレム・デ・クーニング、篠原有司男、蜷川実花、エルネスト・ネト、森村泰昌、ロバート・メイプルソープ、マーク・ロスコ
雲ひとつない晴れた日に原美術館ARCを訪れて最初に目にするもの――それは大きな青空です。青空と山々の深緑や紅葉、そして青空と端正な黒色の磯崎新建築とのコントラストは、恐らくここでしか見ることのできない感動の光景。しかしよく見ると、青空の青さにはわずかに濃淡があります。輝く太陽の周りは少し白っぽく、太陽から離れるにつれ青さが増してゆく。思い描く理想の青い空は太陽の反対側にあります。

本展では、「青空は、太陽の反対側にある」をキーフレーズに、自身の理想を求めて当時の美術的・社会的動向に背を向けた荒川修作や久保田成子、ギルバート&ジョージや、ヨーゼフ ボイスなど国内外の作家の表現を展観します。
まず、現代美術ギャラリーA、B、Cでは、常識や慣習、既存の価値観に抗うことで、または視点を変えることで独自の地平を切り開く作家や、声高ではなくとも社会や美術の潮流に疑問を呈する作家、そして自身の心に深く潜ることで新たな表現を浮上させる作家の作品をご覧いただきます。

一方、特別展示室 観海庵には、鎖国の江戸期に西洋絵画や科学に傾倒した司馬江漢や、「朦朧体」と揶揄されながらも墨線を否定し、独自の表現を切り開いた横山大観の作品を展示します。また、通常は東京国立博物館に寄託している原六郎コレクション、『青磁下蕪花瓶』(国宝)と『青磁袴腰香炉』がお里帰り(展示期間:3月24日~4月26日)。どちらも爽やかな青空色が美しい名品です。さらに、「光悦本」と呼ばれる希少な古活字本である『謡本』を帖を替えながら通年展示。記録に残る限りでは、『青磁袴腰香炉』は明治45年に東京帝室博物館(現 東京国立博物館)開催の特別展覧会「和漢青磁器」展以来の一般公開、『謡本』は初公開となります。
輝く太陽にあえて背を向け、順光に映し出される鮮やかな青空と原美術館ARCをどうぞご堪能ください。

スケジュール

2023年3月24日(金)〜2024年1月8日(月)

開館情報

時間
9:3016:30
休館日
木曜日
祝日の場合は開館
8月中無休
9月4日〜8日・1月1日は休館
備考
第1期(春夏季) 2023年3月24日(金)〜9月3日(日)
第2期(秋冬季) 2023年9月9日(土)〜2024年1月8日(月・祝)
入場料一般 1800円、大学生・高校生 1000円、中学生・小学生 800円
ミューぽん

100円OFF /  3名様まで割引 / 一般と学生に適用。他の割引と併用不可

この展覧会はウェブまたはアプリのTOKYO ART BEATで割引クーポンを利用できます

有料会員限定

詳細はこちら
展覧会URLhttps://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/exhibition/1266/
会場原美術館 ARC
https://www.haramuseum.or.jp
住所〒377-0027 群馬県渋川市金井2855-1
アクセスJR上越線渋川駅より関越交通バス(伊香保温泉行き)グリーン牧場前下車徒歩7分、JR渋川駅よりタクシー10分
電話番号0279-24-6585
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